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2016.09.26

ある事務職員の夏休み―台湾に行ってきました―

事務局の川口です。今年はお盆休みを長めにとって、台湾に行ってきました。

台湾へ行く目的は…

  • KIHSに入ってからほとんど使っていない中国語をBrush Upするため。
  • 台湾を一周し、色々なことを体験したい。
  • 安くておいしい料理を食べたい。

台湾は、国土が九州とほぼ同じ大きさであるにも関わらず、漢民族の他に16の原住民(台湾政府認定)が東部に多く住んでいるとのことでしたので、まず台北空港から東部に向かいました。

台湾東部は人口が少なく、交通の便も悪いため、日本人はほとんどいませんでした。さらに台湾で使われている中国語(國語)の発音が現地方言の影響か、聞き取りにくいことも多く、中国大陸で中国語を学んだ私にとっては言語のみでコミュニケーションをとるのに苦労しました。しかし、ジェスチャーを加えたコミュニケーションが得意な私(自称?!)は、コツを掴んでから、楽しく交流することができました。

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今回の旅行で一番の思い出は、知本温泉(台東市近く)に行ったことです。最寄駅からタクシーで10キロくらいにある場所です。行きは20分程度タクシーに乗って着いたのですが、帰りはタクシーがつかまらず、次のバスも2時間後だったので、ひとまず駅の方向へ歩くことにしました。アップダウンの激しい道をトランク片手に数十分歩いた時、1台の車が停まってくれました。『どこに行くの?』と声をかけてくれた人は、色黒でガタイがいい男性二人でした。私は『駅に行きたい。乗せてくれる?』と返すと、OK!とのこと。ただ、駅までは行ってもらえなかったのですが、数個先のバス停まで連れて行ってくれました。

バスは残り1時間くらいで来るとのことだったので、バス停で待つことに決め、近くの店で買ったお茶を飲んで、30分くらい待っていた時、バス停の向かいの家からおじさんが出てきて、声をかけられました。『駅に行くのでしょ。車で送っていくよ。』と。私は意味が分かりませんでした。おじさんは私が暑い中、30分くらいバス停に座っているのがかわいそうだと思ったらしく、わざわざ車を出して、駅まで送ってくれたのでした。

彼らのおかげで、その日のうちに台湾最南端へ行くことができました。そして旅行11日目に台湾一周を達成しました!

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この旅行中、毎日おいしい料理を食べることができました。特に台湾南部の魚『サバヒー』のお粥はおいしかったです。『サバヒー』は脂がのった、身が崩れにくいのに柔らかい魚なのですが、腐りやすいため、朝~昼しか食べることができません。南部滞在中は日々サバヒーの店に行っていました。日本でもこの魚が食べられるよう、どこか養殖してくれないかな~と思っています。

夜は屋台に行きました。今回の旅行で夜を過ごした町は、花蓮・台東・高雄・台中・台南・台北でしたが、どの町にも屋台が数か所あり、その土地のB級グルメが食べることができます。お気に入りは『臭豆腐鍋』。数か月前、名古屋で異臭騒ぎにより地下鉄が停まった事件があった料理です。とても臭いけど、とてもおいしい。皆さんも一度チャレンジしてほしいです。

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最後に、八田与一という方をご存じでしょうか。彼は日本統治時代に、台湾南部へ渡り、烏山頭ダムを造った人です。台湾の教科書にも載っています。このダムのおかげで、台湾南部に安定した水が供給されることになり、農業の発展や、人々の生活向上につながりました。このダムへは、タクシーをチャーターして行きましたが、運転手の方も私が日本人であることから、一生懸命ダムの事を説明してくれました。台湾が親日国になった理由のひとつであると思います。日本人なら一度は行ってほしい場所です。

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今回の旅行で、台湾人のやさしさに触れあうことができました。安いホテルで部屋はボロボロでも、従業員の方に果物や飲み物をいっぱいいただいたこともありました。好きな映画が撮影された場所に行ったら、普通の民家なのに、中に入れてくれたりもしました。現地の友達とご飯を食べて、より親しくなれました。日本人からすると不自由なことも多くありましたが、それより多くの楽しいことがあったので、今回の旅は大満足でした!

そして、皆様もアジアの国や地域に少しでも興味を持ってもらえたらなぁと思っています。

 

事務局  川口 大輔

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