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2017.01.26

毎週実施している英単語試験の話 ―西山―

火曜日に実施される英単語試験にはRETEST(再試験)があります

関西インターナショナルハイスクールでは毎週火曜日のお昼休憩の時間のあと、英単語試験があります。その単語テストで合格点(40問中24問正解すること)を取れなければ、金曜日の午後16:35に215教室に集合し、16:40からRETESTを行うということが決まっています。

昼休憩のあとの時間は、火曜日の”英単語試験”だけではなく、月・木曜日は”新聞”(社会科教員がピックアップしたトピックについて意見を述べる)や水・金曜日は漢字のテストもあります。

卒業生のみなさんは懐かしいことでしょう。。

そのなかでも英単語テストは皆が力を入れているもので、毎週火曜日は朝から単語帳を片手に登校してくる生徒もいたり、昼休みもごはんを食べながら、、など単語試験に向けて、連続満点を目指して?RETESTにかからないよう?目標はさまざまですが各々が頑張っています。

英単語

ここからは小言です!!

このRETESTに関するルール改変がしばし行われます。

「別のルールが増える」ということに関して、生徒のみなさんに猛省を促したい。それは恥ずかしいことだからです。

「ルールがなければ、好きなようにする」という、ビートたけしの漫才(随分昔の話ですが)のネタ「赤信号、みんなで渡れば怖くない」のような行動は、今後しないことです。

不合格点を取った場合、「そんな自分が許せない!今週中に『自分は合格できる』ということを自分に証明せずにはいられないし、採点をする教師にもそれを分からせる」と考えるのが、学生たる者のものの考え方です。考え方の強制など馬鹿げているし、できるはずもありませんが、「自分の都合しか考えられない」という場合は話は別で、私は嫌な気持ちに打ち勝って小言を書きます。

私はRETESTの監督、採点を担当することが多いのですが、「面倒くさい」という言葉をよく聞きます。「面倒くさいから、しない」などというような考え方では、この先、どの学校に行こうが、どんな職場に行こうが、だめです。

「面倒くさいことが全くないところ」なんて、ありません

また、「面倒くさい」と思うのは自由ですが、それを実際に口に出すのは別です。思ったことを瞬間的に口に出すような、精神の緊張ができていないことではいけません。

この学校では「海外への夢」を語る生徒もいますが、「母国語で言いたいことを我慢する、あるいは、自分のむき出しの感情により適切なことばを与える」ということができない者が、海外に出た当初に特に頻繁に経験する、「思っていることがその国の言語で出てこない悔しさ」に耐えて勉学を続けることなど、できるはずがないと私は考えます。

比較論が多いのも困りものです。自分の中に「絶対的基準」をもち、それを自分で守る、これが緊張を生んでいく。緊張は、新しい環境に出るときに必ず誰もが経験することで、ある程度の緊張には慣れておくべきでしょう。

それに「他との比較」に終始し、「なぜ自分ばかり!」と不平不満を大きな声で言っているようなことでは成長は望めません。成長したいなら、自分のルールをほかならぬ自分の胸に刻んで、自分でそれを毎日まもることです。

 進路に海外を考えている人におすすめの本

この先の進路に海外を考えている人には、落合信彦「狼たちへの伝言」をすすめておきます。彼はアメリカの大学を出ていますが、その彼は「海外は逃げる場所ではない」と言っています。

逃げていては、成長はできないのです。

 

成長したいのなら、逃げてはいけないのです。

 

英語科 西山亮一

 

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