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2018.02.28 先生のつぶやき

「がんばる」とは何なのでしょう?

いよいよ、私のブログ記事はこれで今年度最後です。

時間が過ぎるのは早いです!

急に気温が上がってきた気がします。私は単純なので、あたたかくなると「がんばろう!」と思うのです。

さて「がんばる」とは何なのでしょう?

好き」と「がんばる」の関係も不思議です。

オリンピックがありました。メダリストたちの超人的ながんばりをテレビでみると「好きだからがんばるのか、がんばってるうちに好きになるのか・・・?」と改めて不思議になります。

好きだからがんばれる」と聞くこともあります。でも、それは私の実感とは違っています。

私は15歳から英語をがんばっています(ちなみに今44歳)。(英語を好きだと言えるのは、ひふみんの年齢まで英語に関わっていて言えることだよな、今はまだ前歯もあるし・・・まだまだだな)と思います。

好きかどうかは、そんなに簡単に分かるものではないという気持ちがあります。「がんばる」のに「好きだから」というのを理由にしていたら今、本当につまらない44歳になっていると思うのです(別に「私はすごい44歳だ!」とは思わないですが、課題や抱負はたくさんあり、毎日、それに取り組めているので「つまらなくはないな」と思っています)。

高校生のとき、勉強が好きかどうかわからなかったけれど、机にかじりつきました。

アメリカに4年間留学して、大学を卒業しました。勉強をがんばりましたが、「好きだから」ではなく、うまく言葉になりませんが、もっと必死な気持ちでいました。

今、(英語、好きだな)と感じるのは、帰りの電車なんかで(あぁ、疲れたな)と思っているのに、たとえば “The Eagle Has Landed”を鞄から取り出して読んで、(あぁ、首、疲れたな)と本から顔をあげて首を回して、また本を読み始める一瞬です。(こんなに肩が凝ってる、ちょっと目を閉じて休めよう)と思わないで(また読もうとしてるよ!好きなんだな)と。読み始めたらJack Higginsの世界に引き込まれて(英語が好きか、どうか?)なんて全く考えない。それにJack Higginsが好きなのか、英語が好きなのかも難しいところですし。

麻薬で逮捕された元プロ野球選手がいましたが、彼は野球が好きだったのか、野球に付随する収入、注目が好きだったのか、本人も分かっていなかったのではないかと思うのです。私が思う「野球が好きな人」の典型は、肘にメスを入れ、現役時代はストレートかフォークか!という硬派なスタイルを貫き、現役引退後は日本中の島を回っての野球教室、その仕上げは、「よし!キミ!グローブを胸の前に出しておきなさい」と言ってそこに140km/hを超すようなストレートを投げ込み、「子供は元気でいること!」という男・村田兆治さん。プロスポーツ選手は現役引退後にその競技が好きだったかどうかが分かるんじゃないか、とひそかに思っています(おっと、これで「ひそかに」ではなくなってしまった!)

 「がんばる」のは必要らしいのです。だから「がんばる!」

思いたったら、とりあえず3年、5年、夢中になって自分で決めたことに取り組んでみるのが良いように思います。

英語科 西山 亮一

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