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2018.10.29 進路

2018年度3年生大学等合格状況[10月29日時点]とAO入試受験希望者がこれから準備するべきこと

3年生はAO入試など様々な入試形態を利用して既に合格を勝ち取った生徒、2次試験(面接等)に備えて必死に準備をしている生徒、公募推薦や一般入試を受験するために過去問演習に取り組んでいる生徒などそれぞれ正念場を迎えています。今年も現時点での大学合格状況、および途中経過をご報告させていただきます!

10月29日時点の合格状況

<大学合格状況>

関西学院大学       国際学部            国際学科             グローバル入試                          1名

関西学院大学    人間福祉学部     社会起業学科          グローバル入試                      2名

関西学院大学   経済学部              グローバル入試          1名

京都外国語大学    国際貢献学部 グローバルスタディーズ学科        指定校推薦入試              1名

京都外国語大学    国際貢献学部 グローバルスタディーズ学科        授業体験型AO入試          1名

京都外国語大学    外国語学部          英米語学科                   指定校推薦入試                1名

同志社女子大学    学芸学部            国際教養学科                 AO入試                          1名

<専門学校合格状況>

ホスピタリティ ツーリズム専門学校大阪            昼間部 観光学科 旅行科                         1名

清風情報工科学院                                   デザイン・コンピュータ学科                          1名

AO入試受験希望者がこれから準備するべきこと

例年、本校から多くの生徒がAO入試や推薦入試を利用して志望校合格を勝ち取っています。

門戸が狭いといわれるこれらの入試形態に本校生徒がこれほどまでに強いのはなぜでしょうか。

今まさに受験に挑んでいる3年生の取り組みを紹介しながら、このような入試形態での受験を考えている1年生・2年生の皆さんにも参考にしていただきたいと思います。

AO入試とは

AO入試とは「志望動機」「学部・学科に対する適性」「入学後や卒業後の計画・意欲」を書類審査によって見極め、さらに小論文や面接などで総合的な人物評価を行って選抜する方法です。中にはディスカッションやプレゼンテーションが課される場合もあります。

大学によっては「グローバル入試」「授業体験型入試」など独自の呼称を使う場合もあります。

多くの場合出願条件として語学資格の保有や評定平均値の基準が定められます。1年生から3年生の前期までの成績や学校活動に対する取り組みがまとめられた「調査書」が一般入試に比べると重視されることも特徴です。「3年生になったら頑張る」は通用しません。1年生の皆さん、2年生の皆さんもチャンスを広げるために今からしっかりKIHSでの学習成果を成績として残せるよう努力しましょう。本校で優秀な成績をおさめていることはこれらの入試形態に挑戦する大前提です。

どんな人に向いている?どんな対策が必要?

ではAO入試に向いているのはどんな人でしょうか?

まずは、書類や面接で自分自身をアピールできる能力・経験・知識があるかどうかが重要です。KIHSは、英語と国際教育に特化した学校です。この環境をフル活用しない手はありません。海外研修、オーストラリアでのホームステイ、スピーチコンテスト、MUNなどかなり特色のある教育や経験の機会が提供されていますが、それらをただ経験するのではなく、いかに熱意や向上心を持って取り組み、オリジナリティ溢れる気付きや成長を実現できるかがポイントです。

「この経験をしたことで、このような研究がしたくなった、そして将来はこんな形で社会に貢献したい!」と自身を持って主張できるように、日頃から問題意識を持って何事にも取り組みましょう。

また、関関同立レベル以上の受験を目指す場合は英検準一級TOEIC800点程度の英語力があることが望ましいでしょう。難関校ではこれらの語学資格を保有していることがAO入試等の出願条件になります。英検は年度につき3回しかないので、第3学年になってからは一度しか受験機会がありません。1、2年生の皆さんも自分に残された受験機会があと何回あるのか数えてしっかりと計画を立てて下さい。

英語同様、もしくは英語以上に重要なのは国語力です。母国語をしっかり使いこなせない人は第二言語の伸びにも限界があります。書類審査や小論文試験の対策として、日頃から論理的な文章を書く練習や、文章を読み解く練習をしておきましょう。また、様々なテーマについて自分の考え・意見を説得力ある表現で主張する訓練も必要です。漢字の知識ももちろん大切です。

読書の習慣が無い人は、今からでも取り組みましょう。

これらの入試形態の最終審査は多くの場合面接試験です。ここでは自分の知識・経験・能力・意欲を上手に面接官にアピールするコミュニケーション能力が必要になります。中には、生徒の「素」を引き出すためにわざと厳しい質問や指摘をする面接官もいますので、万全の準備・心構えをして挑むことが大切です。普段から意見の発表やスピーチ、プレゼンテーションの場数を踏み、度胸を付けておきましょう。

ここまで読めば、決して万人に合った入試形態ではないことが分かると思います。コツコツと自分のペースで着実に科目試験の勉強をする方が自分には合っていると考える人もいるでしょう。

自分の向き不向きをしっかり考えて受験計画を立てることが成功への道です。

詳しく知りたい人は経験した先輩たちに話を聞くのも良いかもしれません。

受験希望者が準備するべきこと

 情報収集

・志望校の学校資料を取り寄せましょう!

□ 大学案内

□ 入試ガイド

□ AO入試要項※最も必要な情報が記載されています。(要項は学部ごとに用意されHPからダウンロードする場合もあります。)

□ 願書一式 ※どのような書類を提出しないといけないのか実際に見てみましょう。

 出願資格の確認

・能力試験関連の出願資格を出願時までに必ず得ましょう!

出願資格として記載があるのは最低限のレベルなので、例えばTOEICなどは出願資格が550点だったとしても、なるべく高得点をGETしましょう。

志望校・学部・入試形態によって出願資格は違います。

自分の志望先の出願資格を早くから知っていると、その分早くから準備できます。(年度によって水準が上がることがあるので必ず最新情報をGETしましょう)

例)R大学国際関係学部グローバルスタディ専攻の出願資格

英語による講義を理解する能力がある者。具体的には、以下の英語能力試験の基準のうち、いずれか 1 つを出願時に満たしており、証明書によりそのスコア・級を証明できる者。

① 実用英語技能検定 :準 1 級以上

② TOEFL iBT®テスト :71 点以上

③ TOEFL PBT®テスト :530 点以上

④ TOEIC®テスト :730 点以上

⑤ IELTS(Academic Module) :Overall Band Score 5.5 以上

⑥ GTEC CBT :1150 点以上

*TOEFL ITP®テスト 、TOEIC® IP テストは対象となりません。

自己アピールできることをたくさん用意!

成績 興味関心 問題意識 留学 ボランティア
資格 生徒会 将来計画 KIの授業 MUN

受験までの大まかな流れ

今年の3年生も以下のような流れでAO入試等対策をしてきました!

♣できるだけ早く

■前年度の志望入試形態の書類フォーマットを入手する。

■志望校の求める人物像やカリキュラムの特徴を熟読し理解する。

■志望理由書、入学後の計画、将来進路について考える。

■自分の関心事項としてアピールすることの関連書物など読む。

♣4月から

■志望理由書等の提出書類を練り仕上げるための添削・書き直し作業。多い人は10回以上書き直します。

♣6月頃

■最新のAO入試要項など詳細入手 ※昨年度と出願資格・募集人数・入試形態なども変わる可能性があるので注意!公開され次第すぐに確認すること。

♣7月、8月

■提出書類の仕上げ(志望理由書、学習計画書、課題エッセイなど)

夏休み中も書類添削書き直し作業。例年、3年生は夏休みも毎日学校に通い書類を仕上げます。

■一次試験に小論文やディスカッションなどある場合は過去問題に取り組むなど対策を行う。

♣8~10月頃

■出願

■二次試験の面接対策を行う。

面接の質問は提出した書類に基づき練習するが、学校によっては全く予想していなかった質問ばかりされることもある。回数を重ねて適応能力と度胸を高めることが必要!

♣10月~11月

■合否発表

※注意すべきこと※

AO入試は募集枠も少なく、書類審査や面接など面接官の主観で評価される入試形態なので、必ず他の入試形態(公募制推薦入試や一般入試)の勉強・対策も同時並行で行ってください。

 

3年生担任 進路指導主事 小谷真貴子

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