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2026.01.20 その他

アジア学院・フィールドスタディーのボランティアに参加しました!

2025年11月15日(土)、本校の教員・生徒の有志がアジア学院大阪研修にボランティアとして参加しました。

アジア学院は、栃木県那須塩原市にある学校で、アジア・アフリカ・太平洋地域のリーダーを学生として招き、有機農業の農場運営を通して、国籍、習慣、価値観等の違いを認め合い、平和なコミュニティ作りのため実践的に学ぶ学校です。学生の方のお話によると、4月からアジア学院に入学し、参加者とともに家畜の世話や農業、料理といったたくさんのルーティンを毎日交代でこなしているそうです。

大阪でのフィールドスタディー

アジア学院は一年間の学びの締めくくりとして、大阪でのフィールドスタディーを行います。非常に有意義な学びで、本校からの参加は今年で7年目になります。

毎年、以下のエリアでフィールドスタディーを実施されています。
 (1) 日雇い労働、ホームレスに関すること(釜ヶ崎エリア)
 (2) 差別、マイノリティ、沖縄に関すること(大正エリア)
 (3) 差別、マイノリティ、在日コリアンに関すること(鶴橋エリア)

アジア学院フィールドワーク

釜ヶ崎での研修

I was a part of the Kamagasaki group, in which we walked around the Kamagasaki area and learned about its people, history, struggles, and current initiatives. Kamagasaki has a history of day laborers, but unfortunately due to economic ups and downs, this work is very unstable. Therefore, many people have become homeless due to lack of opportunity and welfare safety nets, among other issues. Our guide was a volunteer in the area, working to give food, shelter, and jobs to the people of Kamagasaki.

We spent about one hour on the walking tour, followed by a video and Q&A session. Finally, we went back to the YMCA and had a discussion about the day. I learned a great deal not only from the walking tour and guide, but also from my fellow group members who were leaders and activists in their own countries – from Indonesia and Philippines to Ghana and Kenya, and beyond.

Although no KI students were present in the Kamagasaki group this year, I highly recommend all students to join it next year. It was a deeply moving and incredibly impactful learning experience.

大正エリアでの研修(種中)

大正区エリアでは大正の歴史、沖縄にルーツを持つ人々の暮らし、人々が受けてきた差別、現在の大正区の取り組みなどを学びました。アジア学院の学生さんたちは、リベリア、エスワティニ、ケニア、ミャンマー、インド、スリランカなど様々な国から来られた農村指導者の方々で、スタディツアーの道中、興味深いお話をたくさん聞くことが出来ました。

私自身、大阪に住みながらも大正区に足を運ぶ機会があまりなく、沖縄文化についても知識が無かったのですが、中学生時代に所属していた剣道部でよく利用していた千島体育館にロサンゼルスオリンピックの体操金メダリストの具志堅幸司さんの顕彰碑があったり、民家の表札に沖縄の伝統的な名字が多く、門にシーサーを飾っていたりと、多くの発見がありました。
特に印象深かったのは、お話を伺った関西沖縄文庫のカナグスク金城馨さんの作られた「異和共生」という言葉です。「多文化共生」は聞こえが良く使いやすい言葉ですが、マジョリティがマイノリティを同化させます。カナグスクさんはお互いを理解できないならそのままで良いと言います。よく、2つの異なるものの間にある「壁を超えて」という表現があります。壁は自分を保つために必要なもので、2者間に1枚ではなく2枚の壁があるとそれぞれが介入することなく自分を保ちながら共生が出来ます。

アジア学院フィールドワーク

私はフィールドスタディーに参加するまで共生社会の実現には相互理解が不可欠だと考えていました。しかし、分からないなら分からないままで、互いを維持しながら生きていくことが共生につながるという考えは非常に新鮮でした。この学びや気付きをKIの教育現場でどのように共有し、活かしていくか深く考えています。

執筆:英語科 種中恵

コリアタウンでの研修 (安井)

大阪に暮らしながら、生野区周辺の歴史や、そこに根付いてきた人々の営み、地域社会との関わりについて、これほどまでに知らずにいた自分を深く恥じた一日でした。ガイドの方をはじめ、ウガンダ・ケニア・インドネシアを含む各国からのリーダーの皆さん、そして学院で学ぶ学生の皆さんとの交流は新鮮で、学びに満ちた大変貴重な機会となりました。

アジア学院フィールドワーク

KIから参加した2年生の生徒も、終始真剣な眼差しでガイドさんの説明に耳を傾けており、普段の学習だけでは決して触れることのできない現実や課題を、まさに“体感”として受け止めていたように思います。私自身も、現場に足を運ぶことでしか得られない気づきの大きさを痛感し、今後も積極的に関わり続けたいという思いを新たにしました。

質疑応答の時間には、普段はなかなか語られることのない率直な声を伺うことができ、その一つひとつが胸に深く響きました。今年で3回目の参加となりましたが、この研修は一人でも多くの高校生にぜひ経験してほしいと強く感じています。アジアからの学生の皆さんからも大きなエネルギーをいただき、世界の人々とつながり、学び合うことの必然性を改めて実感した一日でした。

執筆:英語科 安井香苗

 

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