２年生は、この８月にオーストラリア研修旅行に行ってきました！

コロナ前まで提携していたByron Bay English Language School が閉校してしまったため今回は初めてのプログラムで、引率教員も生徒たちもドキドキそわそわしていましたが、どの学校の先生方、生徒たち、ご家族も温かく迎えてくれて、とっても素敵な２週間を過ごすことができました。

ニューサウスウェールス州、シドニー郊外のMenai High SchoolとBlakehurst High Schoolというそれぞれに特色溢れる2つの公立高校に分かれての滞在でした。
学校の生徒がKI生とバディを組んでくれて、彼らのご家族がホストファミリーもしてくれました。

私（小谷）と生徒たちが２週間通ったBlakehurst High Schoolはまさに、DIVERSITY！という言葉に相応しい多国籍な学校で、「多文化共生とはこういうことか…！」と思わせられる場面に数々遭遇しました。
1000人以上生徒がいる中高一貫校ですが、日本人は6名ほどしか在籍しておらず、日本語を流ちょうに話せる生徒は1人…という英語を用いない限りは原則コミュニケーションを取ることは難しい環境です。
KI生たちがお世話になったホストファミリーも、中国、インドネシア、ブラジル、ギリシャといった国々のバックグラウンドを持っており、KI生たちはオーストラリアだけでなくこういった国々の文化に触れることができました。

学校では第２言語として日本語、中国語、フランス語、イタリア語、ギリシャ語から選べます。そして、休み時間になると生徒たちが次々にスピーキングの練習をするために先生の元にやってきます。そのレベルの高さにまず驚きました。
日本語の授業は中華系の先生方が担当していましたが、こちらもとてもレベルが高く、オーストラリアの生徒たちはとても大きな声で日本語の練習をしていました。

１週目の金曜日には学校の一大イベント、Multi-Cultural Dayが開催され、生徒たちが母国の歌や演奏、踊りを披露し、各国の食べ物やスイーツも販売されてお祭りのようでした。
KI生も、ジェラートやピザを貰い、バディと一緒にBlakehurst Moneyで買い物をするなど、とっても楽しそうでした。

今回、私とともにBlakehurst High Schoolに通ったKI生たちは、2週間の滞在をとおして常に自立しており、私が彼らをサポートするために手を貸さないといけない場面が非常に少なかったことが印象的でした。
それぞれに不安だったことや困ったことはあったと思うのですが、それさえも楽しみ、自分で、また仲間同士助け合って課題を解消し、成長していたように思います。

バディやホストファミリーがとても愛情深く接して下さったことも本当にありがたかったです。
KI生同士、またそのバディ同士もすごく仲良くなり、最終日には全員集合してBBQパーティーを楽しみました。

この経験から、KI卒業後の進路として海外留学を実現したいと思うようになった参加者も多かったようです。
それぞれの世界が大きく広がった２週間になったと思います。

２年生担任　小谷真貴子

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