ブログ

2022.06.01 先生のつぶやき

英語オンリーでのインタビュー試験を実施しています

5月30日から中間試験が始まりました。昨日31日(火)は、英語のインタビュー試験でした。本校のSpeaking/Listening(S/L)の授業は外国人教員が教えています。S/Lは特にSpeaking力とListening力を強化することに主眼をおいた授業です。このため、中間試験では英語でのインタビュー試験を実施しています。

 

Level 1~3のインタビューは、試験官1名、生徒1名形式で行います。日本の英検の2次試験と同じ形式です。

 

 

Level 4~6のインタビュー試験は、試験官が2名います。一人は写真を見せて、その写真について、またその写真から発展した質問をする試験官です。もう一人は、英語での受け答えを聞いて採点する試験官です。生徒は原則して2名のペアで、写真から展開して英語で話し合います。この時の英語での発言内容を確認しながらSpeaking力を測定します。

 

 

このインタビュー形式は、ケンブリッジ英検やIELTSのSpeaking力測定方法をベースにしています。

 

私も、20年以上前のことになりますが、英語Speaking力を審査されるこの形式のインタビュー試験を受けました。イギリスに留学していた時、語学学校で学んでいたのですが、留学中に2回、ケンブリッジ英検を受験したことがあります。

 

ケンブリッジの中級英語検定(First Certificate of English(FCE);一般的に日本の英検の準1級相当レベル)と上級英語検定(Certificate of Advanced English(CAE);一般的に日本の英検の1級相当レベル)の2つの英検を受験しました。試験の時、ペアとなるinterviewee(試験を受ける学生)はケンブリッジ側がペアを組みます。このため、誰と一緒に試験を受けるのか、直前までわかりません。

 

私の場合、ペアは中級英語の時はイタリア人、上級英語の場合はドイツ人でした。当然のことながら、同じ写真を見せられたとしても、ペアの相手によってはその写真からの話題の展開は異なった形で発展します。ペアの相手とうまくコミュニケーションを取りながら、自分の意見や考えを一定レベル以上の英語力で発言できるのか、審査されます。

 

イタリア人の英語、ドイツ人の英語、それぞれ発音にも英語にも癖があります。時に聞き取りづらいとき、発言内容が理解しづらいときがあります。しかし、中級英語、上級英語の検定ですから、その状況に応じた対応力、話題の展開力も「英語力」として審査されます。実践的英語運用能力とは、このような臨機応変能力も問われます。

 

Level 4~Level 6はPre-intermediate ~Advanced Englishレベルの英語運用能力が期待されています。ペアになる生徒とも協力しながら、日頃養ってきた英語力を発揮してもらいたいものです。

 

 

 

国際高等課程長(教頭) 滝本武

 

大阪のインターナショナルスクール
大阪のインターナショナルスクールなら

関西インターナショナルハイスクール
〒545-00053 大阪市阿倍野区松崎町2-9-36
帰国生・帰国子女受け入れ校
高校卒業資格取得可

タグ一覧