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2022.05.11 先生のつぶやき

オーストラリア・ホームステイ説明会を実施しました

2023年3月に1週間程度、オーストラリアでホームステイを実施したいと考えています。5月9日の放課後、2年生・3年生の希望者を対象に第一回説明会を開きました。

 

放課後にもかかわらず、45名の生徒が参加してくれました。

「海外に行きたい!」「ホームステイに行きたい!」

そんな生徒の熱い思いに触れことができ、嬉しくなりました。ハードルは高いのですが、「何とかホームステイを実現したい!」という思いを強くさせられました。

 

オーストラリアの学校とZOOMでつなぐ

今回の説明会では、現地語学学校の担当者とZOOMでつなぎました。オーストラリアから担当者の顔がプロジェクターに写されたとき、生徒たちから「ぅわぁあ!」と驚きの声が上がりました。

 

やはり、現地からの生の声を聞くと、新鮮な情報を聞くことができますね。

オーストラリアは、今年2月までは非常に厳しい入国制限を設けていたが、ゼロコロナ対策を取りやめました。大きく方向転換をして、ワクチン接種さえ済ませておれば入国制限を解除したこと、オーストラリアでは人々はほぼマスクはしていないことなどを教えてくださいました。

 

オーストラリア・バイロンベイの様子

今回、ホームステイに行くバイロンベイ(Byron Bay)は、オーストラリア最東端です。太平洋に面した広くて長い長い海岸線。きらめく海がともて美しく、運が良ければイルカやクジラが遊泳している様子を見ることができます。どこまでも続く白砂きらめくビーチ。サーフィンを興じる人々。カヤックを楽しむ子供たち。地球が丸いことがわかる、どこまでも広く果てしなく続く海は、朝陽や夕日が照らすと、なんとも形容できないような神秘的な美しさにつつまれます。野鳥の鳴き声が聞こえる自然いっぱいのバイロンベイの散策道。陽気な人々との触れ合い。素敵なカフェで団欒(だんらん)する人々。クラスメイトと一緒に一週間、バイロンベイで過ごすなら、一生涯忘れられないような体験ができること間違いないと思います。

 

バイロンベイの語学学校とアクティビティ

今回は、午前の英語の授業は、他国の学生と一緒に英語を学ぶインターナショナルクラスに入れてくれることで調整しています。3月と言えば、日本では早春でまだまだ肌寒いですが、オーストラリアは真夏です。午後のアクティビティではサーフィンも計画しており、澄み切った水の美しい海でサーフィンを満喫できます。今まで本校が実施してきたホームステイでも、サーフィンには毎回チャレンジしてきました。初めてサーフィンを経験した生徒もうまく波にのって楽しんでいた者も多くいました。もちろん、サーフィンには参加せず、ビーチでフリスビーやビーチバレーに興じていた生徒もいました。

今回、乗馬も予定しています。ミニバスで約30分。ちょっとした観光を兼ねた乗馬体験。自然いっぱいの森林と原野を一時間近く馬に乗ります。馬に揺られながら、丘を越え、原野を進み、川を渡り、鳥の声を聞き、、、、。日本では体験できないような乗馬体験となるに違いありません。

 

コロナ禍による海外渡航のハードル

海外渡航については、旅行代理店のJTBと調整を繰り返してきました。その結果、関西空港からオーストラリアのブリスベン空港に入ることにしました。しかし、調整に調整を重ねて分かったことは、現状では、コロナ禍の影響で、関西空港から海外に飛んでいる航空便が極めて限られていることです。

 

以前のホームステイでは、タイ・バンコクのスワンナプーム国際空港や台湾の桃園国際空港経由でブリスベンに飛んでいました。しかし、タイや台湾など第三国を経由すると、第三国の渡航上のコロナ対策にも対応しなくてはならず、渡航手続きが複雑になります。このため、今回は関西空港から直接オーストラリアのケアンズ空港経由でブリスベン空港に入ることにしました。ロシアのウクライナ侵攻の影響で、原油価格も高騰しており、コロナ禍と相まって航空運賃は今のところ通常の1.5倍程度となっており、正直、今回のホームステイは「高くつく!」という印象はぬぐえません。

 

日本帰国のためのPCR検査を何とかしてください

現状では、日本に入国する際、団体旅行で対応可能な入国手続きのためには、現地出発の72時間以内に日本政府が指定するオーストラリアの病院でPCR検査を受けなければならないこともネックとなっています。PCR検査に伴う費用もコスト増の要因です。何分、団体旅行なので、移動に1時間かかる病院までバスを手配しなければならず、PCR検査費も日本より割高です。日本も早く、G7並に入国制限を解除してもらいたいものです。

 

高校生が海外に行く意義

今回の説明会を準備するに当たっていろいろ調べていると、高校生が団体で海外に行くには、超えなければならないハードルが確かに多い状況です。しかし、将来を長期的視点でみれば、コロナ禍やウクライナ危機があっても、グローバル化の流れは変わらないでしょう。高校生という年代の多感で新しいことをどんどん吸収する生徒たちに、ぜひ海外体験を積ませてあげたいのです。多種多様なバックグランドの人々との出会い。日本とは大きく異なる文化や生活様式、価値観、考え方。海外に行って実際に肌で感じなければ体験できないことがたくさんあります。

 

学校が実施するホームステイをぜひ実現したい

来年3月のホームステイを実現するため、一つひとつのハードルを乗り越えたいと思います。そして、日本政府の皆さん。渡航制限の複雑な手続きを早く解除してください。日本人も海外に渡航でき、外国の方も海外から日本に来れるよう、そして社会経済活動を元に戻し、貿易も活性化し、国際交流も進んでいくように、よろしくお願いします。もちろん、コロナ禍なので、多少の配慮や対策は必要なことは分かっていますが、、、、。

 

国際高等課程長(教頭) 滝本武

 

 

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