2022年1月5～8日の4日間、1・2年生合同で長野県志賀高原へスキー研修旅行に行ってきました。

この研修旅行、もともとは1年生が台湾へ3泊4日、2年生はオーストラリアへ2週間行くはずだったものなのですが、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、海外研修旅行を断念せざるを得なくなったのがきっかけでした。その後、9月上旬に1・2年生合同で北海道へ行く事となりましたが、こちらも大阪府に緊急事態宣言が発令されたため断念。更に予定がずれ込み、長野県志賀高原へ1月5～8日の3泊4日でスキー研修旅行として実施する運びとなりました。

度重なる延期に生徒たちからはため息が漏れましたが、研修旅行日が近づくにつれ、旅行を楽しみに待つ生徒の様子が見られるようになりました。

1日目、朝8時30分に新大阪駅で集合しました。スキーが初めてで不安な表情を浮かべている生徒・仲間と寝食を共にする事が楽しみで仕方がない生徒・早い時間の集合で眠気に襲われている生徒…それぞれの生徒たちの感情が入り混じる中、バスが出発しました。志賀高原までは約8時間の旅となりました。トンネルを抜けるごとに、景色が雪で覆われるようになりました。サービスエリアでの休憩時間では、積もる雪ではしゃぐ生徒の姿も見られました。17時頃、目的地である志賀高原硯川ホテルに到着しました。標高はなんと2000メートル以上！見渡す限り雪・雪・雪。大阪とは全く違う景色に生徒たちは喜びと困惑の表情を浮かべていました。この日はウェアサイズの確認や夕食・入浴をして終わりました。

2日目、いよいよスキー研修がスタートしました。天気は快晴でした。志賀高原の天候が快晴になるのは非常に珍しいらしく、厳しい寒さがありながらも暖かい日差しが入り、非常に気持ちの良い1日を過ごす事ができました。生徒たちはこれまでのスキー経験を基に初心・初級・中級・上級クラスに分かれ、それぞれの技量に合わせてインストラクターが指導をしてくれました。初心クラスや初級クラスの生徒たちは、慣れない中でも懸命に努力をしてスキー研修に取り組みました。派手に転ぶ生徒もいましたが、その表情は非常に生き生きとしたものでした。同日夜には研修旅行委員が中心となって大広間でレクリエーションが行われました。レクではクラス対抗で伝言ゲーム・イントロクイズが行われ、終盤には有志でダンスや歌のパフォーマンスが行われました。どのクラスも大いに盛り上がりました。研修旅行委員の生徒の皆さん、本当に楽しい時間をありがとう！

3日目、この日は午前中に強い雪が降り、更に非常に強い風が吹いていました。あまりの厳しい寒さに心が折れかける生徒もいましたが、それでもインストラクターの指導の下で滑り続けました。初日と比べて徐々に上手く滑る生徒が増えてきたように感じました。4日目、この日は2日目に負けないほどの素晴らしい快晴でした。ぽかぽかと暖かい日差しの下で、名残惜しそうにしながらも楽しくスキー研修に取り組んでいました。

主担当として今回私は研修旅行に携わらせて頂きましたが、この4日間の生徒たちの研修旅行を全力で楽しむ姿を見て、紆余曲折を経ながらもこのような形で研修旅行を催行する事ができた事を心の底から嬉しく思いました。最後に、研修旅行後に取った生徒アンケートの一部を紹介して締めくくりたいと思います。

・友達と一緒に過ごせたことが嬉しかったです
・今まで関わった事が無かった人や先輩と仲良くなれて本当にうれしかったです
・人とのつながりを大事にする大切さを学びました
・防寒の大切さを学びました
・諦めないで最後まで頑張る事が大切だと思いました

1年生担任、社会科・英語科教員
谷本浩瑛

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