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番外編★2017年豪州ホームステイ先の様子(前編【松尾】)

今年度も夏休みの2年生のオーストラリアホームスティ、1・3年生の海外研修旅行ともそれぞれ無事終了し、後期授業がスタートしていますが、今年オーストラリア初引率を務めた松尾先生から番外編ブログが届きました。

初めてのホームステイ

バイロンベイのご家庭ってどんな感じなのでしょうか?生徒はどんな感じで過ごしていたのでしょうか?今回のブログ記事はアクティビティの様子では無く、ホームステイ先のいちサンプルとして私を受け入れてくれたホストファミリーをご紹介したいと思います。オーストラリア初日の午後、多くの生徒達は(私も)実際にホストファミリーに会うまでとてもナーバスになっていました。

学生時代、あまり海外留学等に興味関心の無かった私は、30代になってホームステイをすることになるとは思いもよらず、バス内での心境は複雑でした。

「ホームステイ先も10代の可愛らしい少年少女を想像していただろうに><」

「大家族で過ごすのも、他人の家で二週間も過ごすのも未知の体験だわ><」

「やっぱホームステイなんてのは10代のうちに経験しておくべきやわ><」

「そもそも会話が全然成立しなくて二週間孤立状態とか耐えられるのか><」

今から思えば、何でこんなにもネガティブ思考だったのか不思議なぐらいです。

会話を長続きさせるためのコツ

私のホームステイ先は出発の二日前まで未定だったのですが、コーディネーターに送った申請書には「私は音楽が好きです!特にジャズが好きです!」としつこく書きました。なぜならば英会話以前の問題として、会話を一定時間成立させるには、対話者の間にどれだけ「共通項」を見つけることが出来ることが出来るかにかかっているのではないか、と考えているからです。それは言語の壁の問題では無く、たとえ日本人同士であったとしても、はじめましてと挨拶した後、会話の糸口が見つからず沈黙が続くことは珍しくありません。そんな時に同じ趣味趣向を見つけるととても嬉しくなります。「出身地が同じ」「好きな野球の球団が同じ」「学生時代のクラブ活動が同じ」何でも良いのですが、共通項が見つかると急に親近感を覚え、例え単語だけであっとしても会話が弾み楽しくなります。そのような経験から英会話が好きになった経験を持っている人は多いのではないでしょうか。

今回、私は幸運でした。本当に偶然なのですが、バスから降りるとコーディネーターのジェシカさんが

「ユーキ、音楽好きの一家が見つかったわよ。お父さんはジャズピアノを嗜むそうよ」

と伝えてくれました。「しめた!」と感じました。

英語圏には「Birds of a feather flock together.(同じ羽の鳥は一緒に集まる。類は友を呼ぶ)」という諺があります。以前、音楽ジャンルとそれらを好む人々の性格・気質の共通項を研究したレポートを読んだことがあるのですが、ヘビメタ好き、クラシック好き、レゲエ好き、ジャズ好き。確かに実感として音楽ジャンルごとにある程度、性格が似通う傾向が見られるように思います。ジャズは決して多数派ではありませんが、世界中に確実に存在していて、強いコミュニティーを形成しています。好きな音楽が一緒であれば、きっと一緒に居て居心地が良いのではないかなぁ、と思ったのです。

会話!会話!会話!

生徒達を見送った後、迎えに来てくれていたホストファミリーに簡単な自己紹介と受け入れの御礼を述べ、ホストマザーのスザンヌさんと娘さんのルーチアちゃんと一緒に車で灯台へ向かいました。灯台で私とルーチアを降ろすと「じゃあ私は麓で待ってるから、ゲストを案内しながら降りてきなさいな♪」と言い残してサッサと行ってしまいました。出会ってまだ15分ぐらいなのに!?え~っ!?

普段あまり使うことのない英単語を総動員して必死に英会話の糸口を探す大人を尻目に、野鳥を指差し「あれはブッシュターキーという七面鳥でアメリカでは感謝祭(Thanksgiving)で食べるのよね、オーストラリアでは食べないけどー」「海岸近くに住んでいる人は本当の富裕層なのよね、地価が全然違うのよー」とガンガン喋りかけてくる12歳。物怖じせず、人見知りせずに普通に振る舞う凄い子だなぁ、と感心しました。

なるほど。この辺りのご家庭ではきっと今までにも大勢ホームステイを受け入れていて、ゲストの扱いには馴れているのだろうなぁ、ということを感じました。欧米人はこうやってコミュニケーション能力を幼少時から培っているのかなぁ、なんて思いながら夕暮れの太平洋を眼下に灯台周辺を散策しました。

ピアノが鳴り響くシャハー家

9月のオーストラリアの夕暮れは少し肌寒く、陽が沈み切る前にホームステイ先に到着しました。広々とした空間とセンスの良い調度品が並ぶ素敵なご自宅でした。他の生徒のホームステイ先も実際に訪問したり、写真で見させてもらったのですが、この辺り(Suffolk Park)は高級住宅地のようです。ご両親と既に成人している2人の姉弟とルーチアちゃんに加え、私の他に2人のゲスト(シドニーとイタリアから)を受け入れているということに驚きました。大家族です。毎夕食後のお皿洗いが大変でした。

玄関を開けると可愛いボーダーコリー犬と映画俳優みたいなホストファーザーが迎え入れてくれました。到着後直ぐにアップライトピアノと二本のクラシックギターが目に入り、「なに?ジャズが好きなのか?ちょっと弾いてみ」と、夕食前の短い時間を使って遊ぶことになりました。

私のジャズギターの腕前は人前で披露出来るようなレベルでは無いのですが、この後も幾度となくホストファーザーのシャローンさんと一緒に弾く機会がありました。夕食後の団欒の中で、英会話の雑談内容は全て聞き取ることは出来なくても、共通の音楽の輪の中に居れば疎外感を感じることはありませんでした。

ジャズやボサノバにはジャム・セッション(その場に集まったミュージシャンがコード進行に沿って定番曲を交互に演奏する)という交流方法があります。年季の問題でもあるのですが、お父さんのピアノに合わせるだけの技量を私は持ち合わせておらず、少し残念でした。ホームステイ期間中、英会話能力を向上させたいという気持ちと同じぐらい「音で会話できるレベルになりたい!!」という思いが強くなりました。「音楽はいつだって世界中の人々の心に訴える、最も強力な言語のひとつだ。」というジミー・ペイジというギタリストが残した言葉を思い出しました。

後から教えて貰ったのですが、このバイロンベイは70年代、ヒッピー文化が根付いた土地で、ロックやフォーク、ブルースといった音楽を愛好するご家庭が多いのだとか。他の生徒のご家庭も地下にスタジオがあったりしたそうです。また、街の中心街にはバスキング(ミュージシャンや大道芸に対するチップ、投げ銭制度)ストリートがあり、数多くの若い才能が集まり、路上ライブを連日繰り広げていました。ギターの弾き語り、フォーク系、ブルース系が多く、街中からジャズは聞こえてきませんでしたが、皆さんとても上手で良い刺激を受けました。写真左端は同じシャハー家ゲストのブラッド君です。

余談ですが、BBELS語学学校校長のマイケル先生もミュージシャンでして、若いころは世界中を旅していたのだとか。語学学校最終日のBBQパーティ終了後、語学学校の生徒達を前に、仲間と一緒にライブ(80年代洋楽カバー)を披露していました。とてもカッコ良かったです。

ホームステイ期間中の食事について

生徒も私も夕食はホストファミリーと一緒に取ります。朝食はご家庭によると思うのですが、起床時間がバラバラの為、予め準備されているパンやシリアルを食すケースが多いようです。昼食は語学学校でみんな一緒に食べます。

オーストラリアの食事については既にホームステイを経験した上級生や卒業生から、「ヴィーガン(完全菜食主義者)の家庭に入ったので、二週間、豆しか出なかったわ・・・」「インド系のご家庭に入ったので、二週間、カレー味のものしか出なかったわ・・・」と、色々なエピソード聞かされていました。

私は食物アレルギーも好き嫌いも特にありませんので、何でも来い!と身構えていたのですが、どれもこれも本当に美味しかったです。元看護士のスザンヌさんは近所でも評判のお料理上手でした。他の2年生にも聞き取りをしたのですが、食事に関する苦労はあまり聞こえてきませんでした。野菜と魚中心のとてもヘルシーなメニューが中心で、アメリカ的な巨大肉に辟易したとか、硬水が合わなくて苦労した、ということも無かったようです。どの食材もとても新鮮で美味しかったのが印象的でした。

食への意識と地産地消

シドニーやメルボルンなどの大都市は判りませんが、バイロンベイの道行く人は皆スリムで健康的な印象を受けました。海が近く、新鮮な海産物が豊富なのは勿論のことなのですが、地元農家との距離が近く、農作物も新鮮な有機野菜が手に入りやすい環境にあるように感じました。毎週水曜日には農作物中心の朝市が開かれ、地元農家が取れたての野菜等を販売しています。大家族が多いのかkg単位の量り売りです。ここでも路上演奏を聴くことが出来ました。

また、ホームステイ先の裏手の広場にはSuffolk park住民専用の農園がありました。地産地消が根付き、バイロンベイの豊かな食文化を支えているのかも知れませんね。

社会科  松尾 祐樹

 

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