K.I.H.S.WEBコラム

2022.03.01

留学を考えている高校生は何から始めたらたら良い?

海外留学は、コロナ禍の影響で落ち込んでいましたが、少しずつ回復しています。高校時代に「留学したい!」と思っている人も多いのではないでしょうか。

留学は冒険です。留学することで、日本に留まっていては体験できない海外での暮らし、異文化経験、様々なバックグラウンドの人々との出会いを経験でき、自分の将来の可能性が大きく広がります。海外旅行とは異なります。留学でしか味わえない海外体験があります。このため、「お金と時間」がかかったとしても、積極的に海外留学に挑戦することをお勧めします。

しかし、留学したいけど、「どんな準備が必要か分からない」「実際に海外に行って何をはじめたらいいのか知りたい」と困っている人もいるでしょう。
そこでこちらでは、留学を考えている高校生が積極的にはじめるべきことを解説します。留学に向けた事前準備についても解説するので、留学の検討材料としてみてください。

留学前に準備すべきこととは?

留学をしたいのなら、事前準備が大切です。
事前準備が中途半端な状態だと、留学そのものが中途半端に終わるかもしれません。
以下を参考に、留学前の準備を確認してみましょう。

留学の目的を明確化する

留学前に目的を明確化するのが重要です。
「何のために留学するのか」「留学して何をしたいのか」といった点を、まずはっきりとさせることが大切です。
目的がはっきりすると、留学後にすべきこともイメージしやすくなり、迷わずに行動を起こせるようになるでしょう。

おおざっぱに言って、高校生や大学生が考える留学には次の3つがあります。
1)英語を学びたい
2)英語で学びたい
3)英語を使って働きたい

英語を学ぶのか、英語で学ぶのか、目的に合う留学計画

最初に「英語を学びたい」を取り上げましょう。
日本で英会話学校に通ったり、オンラインで英会話を習ったりしている高校生も、今までほとんど「英会話経験がない」と言う高校生も、「生きた英語」を学びたいのなら、海外留学をお勧めします。北米やオセアニア、イギリス、東南アジアなど留学先は予算や好みによって考えると良いでしょう。

語学学校で学ぶのなら、春休みや夏休みを利用して2週間から1カ月程度の短期留学も可能です。現地の家庭にホームステイすると、海外旅行とは違った形で、現地の生活も実地で経験できます。ホストファミリーと一緒に生活することで、異文化経験や生活様式の違い、価値観の違いも経験できます。英語学校では、英語を学ぶために世界各国から来た人々と交流できます。語学学校は、一般的に20代の人が多いのですが、同じような高校生年代の学生だけでなく、30代・40代の人も英語を学んでいることに驚くかもしれません。バケーションを兼ねて英語を学んでいる人もいれば、「ビジネスで英語を使うから」と言う理由で英語学校に通う人もいます。様々な国や年齢の人々と一緒に授業を受けます。もちろん、最初に英語のクラス分け試験があって、自分の英語力に合うクラスに振り分けれます。

次に「英語で学びたい」を考えます。
「英語で学びたい」と言う高校生は、通常、海外の現地高校で学びます。6カ月程度の留学も可能ですが、英語力を強化しつつ充実した学びをするためには、1年間の留学を考えると良いと思います。現地の高校で学ぶと言っても、言語比重の高い科目(例えば社会科や理科など)は履修できないことがあり、体育や音楽、アートやダンスなど言語比重の低い科目を中心に履修することが多いかと思います。英語に関しては、取り出し授業で、諸国から来た留学生と一緒にESL(English as a Second Language)教材を使って学ぶコースを開設している高校もあります。出発までには、少なくとも英検2級程度以上の英語力は習得しておくことが望ましいでしょう。

最後に「英語を使って働く」を取り上げます。
大学生の場合は、相当の英語力があることを条件に、現地企業や海外展開している日本企業の海外インターンシップも考えられます。しかしながら、高校生の場合、インターンシップは現実的ではありません。ただ中には、国際NGOと連携して国際協力やボランティア活動を斡旋する団体もあります。語学学校とタイアップしているプログラムを提供する団体もありますので、自分に合う活動を探してみるのも一案でしょう。ただし、いずれの留学にも当てはまることですが、とりわけインターンシップや現地ボランティアの場合、安全面については事前に調べておく必要があります。「安全」を考えないで、安易に申し込むと取り返しのつかないような危険に遭遇する恐れがあります。海外の安全事情は、日本とは異なります。安全面については特に注意が必要です。

自分の英語レベルを確認する

留学の際には、自分の英語レベルを理解しておくこともポイントです。
先ほども記しましたが、海外の現地高校で学ぶには、少なくとも英検2級以上の英語力に加えて、英語である程度コミュニケーションを取る力があることが望ましいと言えます。英語力に自信がない人、英語での会話に自信がない場合には、語学学校の短期留学からはじめてみましょう。語学学校では英語でのコミュニケーションを基礎から学ぶことができます。

留学費用を算出する

留学費用を計算しておくことも、重要な事前準備です。
語学留学の場合は、2週間~1カ月程度の短期留学の場合、渡航費や保険代、語学学校の費用、ホームステイ費、小遣いなどを含めて、渡航する国や語学学校のコースにもよりますが、30万円~60万円程度で留学することができます。
一方、現地の高校に入学する長期留学(1年間の留学)では、交換留学などの例外を除くと、渡航費、授業料、保険代、生活費などを含めると300万円~400万円程度はかかると考えた方が良いと思います。半年の留学にすることで留学費用は半減するわけではないので、たとい費用がかかっても費用対効果を考えると1年間の留学がお勧めです。費用は渡航する国や学校によって異なりますので、留学エージェントとよく相談してください。
なお、留学に当たっては、留学エージェントを使う場合が多いかと思います。留学エージェントの中には「安かろう、悪かろう」の業者があります。留学エージェントを選ぶ際、J-CROSS(留学サービス審査機構)の認証を受けているエージェントに相談するなど、多少費用がかかっても信頼できる留学エージェントを選ばれることをお勧めします。

留学したい高校生や留学経験のある大学生と交流を図る

留学したい高校生や、既に留学したことがある高校生や大学生と交流を図って、意見交換や実際の体験を参考にしてみるのもおすすめです。ほかの人がどんな準備をしているのか、留学後にしたいことはあるのかなどを話し合い、自分の留学計画に応用してみるのも良いでしょう。留学エージェントによっては、留学経験者を招いて説明会や交流会を行っている団体もあります。実際に留学した高校生や大学生から生の声を聞くことで、自分の留学計画を具体化しやすくなると思います。

留学後の生活で積極的にはじめたいこと

以下を参考に、留学したいと思っている高校生がはじめるべきこと、挑戦すべきことを把握してみてください。

ホストファミリーや現地の人と積極的に交流する

高校生が留学したなら、まずは周囲の人たちと積極的に交流をしてみましょう。
一般家庭にホームステイを行う場合には、ホストファミリーと積極的に交流しましょう。夕食を一緒に楽しむ。一緒にテレビを見る。一緒に出掛ける。とにかく時間を共にすることで交流が深まり、ホストファミリーの友人たちにも交流の輪が広がるかもしれません。せっかく海外に出たのですから、「交流のチャンスを活かす」ことにチャレンジしましょう。内向的な人も、英語で交流することで自分を変えるチャンスとなるかもしれません。高校生は可能性がいっぱいです。留学を契機に自分の世界を広げましょう。
学校の用意した寮に住む場合には、ルームメイトや別の国からの留学生に自分から積極的に話をしてみることがおすすめです。

留学の効果を活かしきれなかったよくある失敗事例としては、「日本人同士でつるむ」ことが挙げられます。身近に日本人がいるとつい一緒に行動してしまいがちです。それではせっかく海外に留学した意味が半減してしまいます。もちろん、一緒に留学している日本人と交流することも大切ですが、その時は、お互い英語を使って交流することも一案です。しかし、なるべく現地の人たちや諸国から来ている留学生と交流し、積極的に英語を使うようにしましょう。

積極的に外出して海外文化を学ぶ

留学して現地での生活がはじまったなら、なるべく外出するように心がけるのもポイントです。
海外の建造物や人々の生活には、その国の歴史や文化ならではの特徴や魅力がつまっています。ホストファミリーや現地の高校生、一緒に学ぶ留学生と有名スポットや観光地にお出かけすることも一案です。一緒にカフェでくつろぐと楽しさが倍増します。たとい一緒にお出かけできなくとも、外出してただ散歩をするだけでも、多くのことを学べるのです。空いた時間は部屋に閉じこもるのではなく、積極的に外に出て留学した時間を有効活用しましょう。

地域のイベントや学校の行事に参加する

留学後しばらくして海外の生活に慣れてきたら、地域や学校の行事に参加してみることもおすすめです。
その地域ならではのイベント、学校での特別な催し物に参加すると、多くの人たちとコミュニケーションが取れるだけでなく、その場の空気感を強く味わうことができます。交流の輪も広がります。実際に留学しなければ分からない体験が得られるので、海外文化を深く学ぶことにつながるでしょう。短期での留学では参加するチャンスが少ないかもしれませんが、何か行事やイベントがあれば、ぜひ積極的に参加してみてください。

まとめ

留学した後にはじめるべきことを事前に考えておけば、自分に合った留学を具体的に検討することができます。こちらで解説したポイントを参考に、留学後に何をするべきか、自分が何をしたいのかを考えておきましょう。留学期間を有意義に過ごすには、事前準備が大切であることが理解いただけたでしょうか。

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