K.I.H.S.WEBコラム

2016.07.07

listen to music! 洋楽から英会話を学ぼう

グローバル化が進む現代社会において、東京・大阪をはじめとした全国各地に多くのインターナショナルスクールが登場しています。なかには外国人教員が在籍しているところもあり、東京や大阪、名古屋や福岡などのように外国人が多くみられる地域では、インターナショナルスクールの存在意義はそれだけ大きなものになっているといえます。インターナショナルスクールに通うことで、効果的に英語の習得を図ることも決して不可能ではありません。
とはいえ、より早く高い英語力を身に付けるため、「自宅でも英語学習がしたい」と考える方もいるのではないでしょうか。そんな方々には、“洋楽”を使った学習法がおすすめです。今や洋楽は、海外だけのものではありません。邦楽よりも洋楽を好む日本人は、外国人が多くいる東京や大阪などの都市圏に限らず、全国各地に大勢います。

ここでは、洋楽好きな方のために洋楽を使った学習法のメリットや、具体的に何をすればいいのかをご紹介します。

洋楽を使った学習法のメリット


洋楽を使った英語学習には、さまざまなメリットがあります。

・苦手意識がなくなる
メリットのひとつに、「英語に対する苦手意識がなくなる」、もしくは「薄れる」という点があります。
英語に対して苦手意識を持っている日本人は少なくありません。苦手意識は、効率的な学習の妨げとなりうるもの。これに対して、好きなものや得意なものは、スムーズに学習することができるといわれています。洋楽が好きな人にとっては、洋楽を使った学習法に取り組むことで自身の好きなものが関わってくることから、英語に対する苦手意識がなくなり、スムーズな学習が期待できます。

・正しいリズムを学習できる
多くのインターナショナルスクールでは、英語を実際に声に出す“音読”がカリキュラムに取り入れられています。「なぜ音読が大切なのか?」、それは英語で話す際、とても重要となる“リズム”を学習することができるからです。こうしたリズムは、洋楽からも学ぶことができます。単語そのものを発声するときと、単語同士がつながったときの発声とでは、発音が異なる場合があります。これは英語の羅列を見ているだけでは分からない部分ですが、洋楽を聞くことでその違いに気付くことができ、正しいリズムを覚えることができる場合もあります。
なおインターナショナルスクールでは外国人と一緒に学べるので、近くにいる外国人と洋楽の話で盛り上がってみるのもおすすめの学習方法の一つです。

効率的に学習するためには何をすればいいのか?


始めに行うことは、曲選びです。曲を選ぶ際に意識しておきたいポイントは、自身の好きな曲であることや、聞き取りやすいテンポであることなどです。曲を聴くときは、歌詞カードを見ずに頭のなかに一つひとつの単語を思い浮かべながら聞いていくことが大切です。5~6回ほど繰り返し聞けば、少しずつ聞き取れるようになってきます。

5~6回以上繰り返し聞いたら、今度は歌詞カードを見ながら曲を再生します。この際にポイントとなるのは、流れている曲と歌詞カードを照らし合わせるという点です。歌詞を理解した状態で曲を聞くことで、単語を頭のなかでスッキリと整理できるようになります。また、曲を聞きながら歌詞の意味を考えることと、歌詞を声に出すこともとても重要なポイントです。歌詞カードを見ながら、フレーズもしくは単語ごとの意味を考え、わからない場合は調べて理解する。この際、完璧に理解する必要はなく、「大体、こういうことを言っているな」程度に理解できればOKです。理解できたら、5~6回ほど実際に声に出します。

以上が、おおまかな学習法となります。覚えたら早速アウトプットすることも大切で、カラオケで歌ってみるという方法がおすすめです。マイクを通して歌ってみることで、「正しいリズムになっているか?」、「歌詞の意味を理解できているか?」などを再確認することもできます。

洋楽が好きなら今すぐトライ! 手軽な学習法


洋楽好きな方は、ぜひ上記の学習法を取り入れてみましょう。始めはスローテンポの曲を選び、慣れてきたらアップテンポの曲へ挑戦してみるのがおすすめです。

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