3月6日、いよいよ本番の日。
学内模擬国連大会(KIMUN)は毎年、大阪上本町の大阪国際交流センターで開かれます。
朝早くから3年生の有志が集まり、会場設営を手伝ってくれました。
コの字型に並べられた長机の上にはリクエストマイクに各国の卓上旗と、本格的な雰囲気で生徒を迎えます。
続々到着する生徒たちは皆スーツに身を包み、普段よりも幾分大人びて見えました。
(このイベントは卒業を控えた3年生から1・2年生が模擬国連のコツを教えてもらうという目的で、毎年3月初旬に実施されます。本番までの準備の様子はこちら)
今年も3年生が議長を務めてくれます。
議長の進行により会議は進んでいくのでとても重要な役割です。
議長をサポートする秘書の役割も2,3年生が務めました。
Speaker’s Listの管理や投票結果の集計など2年生の秘書たちも、初めてながらしっかりと仕事をしてくれました。
議論が始まると「Madame Chair!」という声が会場に響き渡ります。
これは、発言を議長に求める際に言う言葉です。
3年生のサポートを得ながら、普段はおとなしかったりワイワイ騒いだりもする1、2年生が積極的に発言をする姿にとても感心しました。
毎年、今年のKIMUNはどうなることかと冷や冷やしますが、毎年「…凄い!心配することなかった!!!」と生徒の成長を実感できることを幸せに思います。
社会科 小谷真貴子
☆生徒とともに国語科増田先生もトーゴ共和国代表として参加しました!
増田先生のKIMUN体験談
今回KIMUNに生徒と参加して感じたのは、生徒たちの今大会にかける思いの強さです。特に卒業を控えた3年生は、自分たちの経験を下級生に教える立場として特別な思いを持って臨んでいるようにみえました。昨年度はまだ上級生に教えてもらいながら心許なかった彼らが今年3年生になり、下級生に教授している様子にはとても感慨深いものがあります。
本番の会議での「絶対に自分たちの決議案を通したい」という姿勢は、いかに準備段階で決議案を練ってきたかという過程に裏打ちされています。模擬国連大会(MUN)に高度な英語力、思考力が求められることは以前から充分わかっていました。しかし今回、そこに熱い思いがあることも強く実感しました。高いモチベーションで議論を進める生徒たちの息づかいは、その場にいたからこそ感じられた経験です。
一つのドラマを、生徒と同じ立場で体験できたことを嬉しく思います。
国語科教員 増田理人
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