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短編小説『檸檬』にちなんで、物語を創作! 高校生のバラエティーに富んだ発想力に驚かされました

(本校3年生の国語を担当している増田先生のブログ記事を紹介します)

物語を創作する授業での生徒の反応

本校で国語の授業をしていて驚かされるのは、生徒の授業に対する意欲と発想の豊かさです。
先日は梶井基次郎の短編小説『檸檬』にちなんで、果実を題名にした物語を創作する授業を行いました。
他校の授業においては、このような創作の課題は往往にして生徒を悩ませ、筆が進まない生徒も多くいるのが通常です。
しかし本校では原稿用紙を配布した途端、生徒たちが一斉に集中してすらすらと書き始めます。なかには規定時間内に早々と書き終えて「もう一作」に取り組む生徒や、作品が予定枚数をオーバーして「長いものを書きたいから、家に持ち帰ってパソコンで打ち直したい」というリクエストまでありました。

物語を創作する授業で生徒が書いた作品

生徒たちの書き上げる作品は実にバラエティに富んだもので、ミステリー風のものから、恋愛を題材にしたもの、あるいは心暖まる家族の交流を描いたものなど、ジャンルにとらわれない多くの佳作が誕生しました。
なかでも傾向として数がもっとも多かったのは、意外にも、人間の存在理由を問いかけ考察するような哲学的な作品でした。
これには前期の授業で扱った安部公房や三島由紀夫作品の影響も少しあるかもしれませんが、やはり高校三年生という多感な時期において人生や自己をじっくりと見つめ直す姿勢の表れであるように感じられました。

生徒たちが創作活動に積極的に打ち込めた理由

このような、表現や創作活動に対する意欲的な姿勢は、本校が実践するアクティブラーニング(参加型授業)の成果の一つであると私は考えています。
生徒が受身ではなく、積極的に参加するかたちの授業を一年生のうちから重ねていくと、彼らの意識には集団のなかで自分の意見を述べたり、表現することへの抵抗がなくなります。
この点はどうしても生徒にとって受動的な授業になってしまう他校との大きな違いでしょう。
他校から本校に転校してきた経験を持つ三年生のある生徒は、当初を振り返ってこんな話をしてくれました。
「初めの頃はまだ授業中に発言することも少なかったし、受身だったけれど、ここで友達ができて学校の雰囲気に馴染むにつれて少しずつ自分の意識が変化していった」。

国語科の教員として思うこと

私自身、彼らの自由な発想や意見に刺激を受けることが少なくありません。
本校は参加型の英語授業が多いことも特徴の一つですが、その成果は英語力を高めるだけにとどまらず、それを土台として生徒の意欲と“自ら考える力”が養われ、真に国際社会にコミットしていく個人が育っているといえるのではないでしょうか。
国語の授業を通して、私は日々彼らの成長と意欲に無限の可能性を感じています。
国語科教員 増田理人
↓本校HPはこちら

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