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2023.10.17 海外留学

留学説明会を行いました(2年生対象)

実践的な英語・国際教育を実施している本校では、将来、海外に留学したい生徒が多数学んでいます。
本校卒業後に海外大学等に留学するのか、国内の大学に進学して在学中に1年程度留学するのか、オプションはいろいろあります。中にはワーキングホリデーに行く卒業生もいます。
留学説明会
今回の留学説明会は卒業後にオーストラリアやアメリカ等への大学進学希望者を対象としたものでした。
留学専門エージェントの方を講師として迎えたのですが、この方の話によりますと、一般的に日本人が海外大学に直接進学した場合、大学を卒業できるのは男女平均でほぼ半数だそうです。半数は卒業に至らず、中途退学するそうで、主な理由は海外の大学で学ぶために必要となる英語力の不足にあるそうです。
今回の留学専門エージェントが提供するプログラムは、海外の国公立大学との提携により初めの1年は20名程度のクラスで英語力養成クラスを受講できるため95%の留学生が、卒業年度を遅らせることなく、オーストラリアであれば3年間、アメリカでは4年間で卒業できるのだそうです。

日本企業への就職においても、海外でのアカデミックな学びや実績的な英語力、第二外国語力、SDGsの学び、異文化体験や困難を乗り越えるチカラを活かして、有利に就職ができるとおっしゃっていました。

実際、過去に本校卒業後に海外留学した生徒は、国内大学在学中に留学を経験した生徒も、就職活動を有利に進めることができたという話をよく聞きます。コロナ禍の影響はあったものの、世界はますますグローバル化が進んでおり、英語ができるグローバル人材が求められています。

留学説明会日米教育委員会のまとめでは、日本からアメリカに留学した者は、2021年度は1.3万人程度で、ピークだった1997年の3割にとどまったとのことです。コロナ禍の影響が大きかったとは言え、文部科学省などによると、学位取得などを目的とした長期留学生数は、2004年以降、減少傾向をたどっている様子です。国際社会の中での日本人のプレゼンスが縮小していることに日本政府も危機感を抱いており、コロナ禍前22.2万人程度だった日本人学生の海外留学を10年後には50万人とする目標を打ち出しました。
産経新聞の記事(2023.9.11.掲載)によりますと、文部科学省の担当者は、海外留学を促進すべく、「若い人たちを応援するオールジャパンの取り組みを加速させていきたい」と意欲を示しています。

海外で学ぶことで、日本の良さや海外との違いを個人的な体験として実感し、自分に向き合うことで飛躍のチャンスを得ることができます。専門エージェントの講師もおっしゃっていまいたが、留学を成功させるためには実践的な英語力を上達させるなど海外渡航前に国内で事前準備を積むことがとても大切となります。留学経験により自分の将来を切り開く日本人が更に増えることを願ってやみません。

国際高等課程長 滝本武

 

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