K.I.H.S.WEBコラム

2015.10.26

日本とは少し違う? 海外のイベント事情 - ハロウィン編

10月に行われるイベントといえば“ハロウィン”。ゾンビや魔女など、自由な仮装を楽しめるこのイベントは、日本でも幅広い層から人気を集めています。しかし、ハロウィンを好む日本人のなかには、ハロウィンの発祥国や、イベント本来の意味を知らない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、ハロウィンの発祥国をはじめ、ハロウィンに関する基礎知識や世界各国での過ごし方、イベントで使える英会話などをご紹介します。

ハロウィンの発祥国はアイルランドだった!?

ハロウィンの発祥国と聞いて、アメリカを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし、ハロウィンの発祥国はアメリカではなく、アイルランドが有力とされています。

アイルランドには、ケルト人という民族が住んでいました。ケルト人にとって1年の終わりは10月31日。この日は、「あの世から死者がやって来る日」、「魔女が現れる日」などと考えられていました。そのため、ケルト人はこの日に、悪霊から自分の身を守るため、仮面をつけたり火を焚いたりする儀式“サウィン祭”を開催していました。この儀式が、後にハロウィンとなるのです。

サウィン祭の名が“ハロウィン”に変わるきっかけは、ケルト人の間でカトリックが普及したことだとされています。カトリックには、“諸聖人の日”と呼ばれる、ご先祖の墓参りを行うイベントがあります。これはサウィン祭の翌日11月1日に行われ、英語で“All Hallows”と表記されます。10月31日は、諸聖人の日の前夜(イブ)にあたることから、“Hallows Eve”となり、これが変形して“Halloween(ハロウィン)”となったといわれています。

そして、これを機にイベントの内容にも変化が現れます。サウィン祭で行われていたのは、悪霊を追い払うための儀式。その当時、この光景を目の当たりにした子どもたちは、とても怖い思いをしていたといいます。その様子を見たヨーロッパからのアメリカへの移住者たちは、サウィン祭を子どもたちに楽しんでもらえるような行事にするため、さまざまなアレンジを取り入れます。そのアレンジこそが、今現在のハロウィンでは当たり前の光景である、仮装や家々をまわってお菓子を貰うといったものなのです。

世界ではどう違う? 各国のハロウィンの過ごし方


世界で1番といっていいほどハロウィンが盛り上がる国、アメリカ。ここでは、ハロウィンの2ヶ月前からさまざまなショップにハロウィングッズが並べられます。そして当日には、ゾンビや魔女などの仮装をした子どもたちが街中の家々をまわり、お菓子を貰います。
一方フランスでは、盛大にハロウィンを楽しむアメリカとは対照的に、家々をまわってお菓子を貰うなどの光景があまり見られません。これは、フランスの方々がハロウィンよりも11月1日に行われる“諸聖人の日”のほうを大切にしているから。とはいえ、最近は若者を中心にハロウィンが浸透しつつあるようです。

日本ではドラキュラや魔女、アニメのキャラクターなどの仮装をして、街中を練り歩く光景がよく見られます。ちなみに大阪では、道頓堀にある“ひっかけ橋”がハロウィンの人気スポットとなっています。

「Trick or treat」 ハロウィンで使える用語集

10月になると、至るところでハロウィンイベントが開催されます。その際に使える用語をあらかじめ知っておけば、より楽しいイベントになること間違いなしです。

ハロウィンの定番フレーズといえば、「Trick or treat(お菓子をくれないといたずらするぞ)」。これは、仮装した子どもたちが家々をまわったときに使う言葉です。このほかに、自分の仮装について友人に意見を聞きたいときには「How do I look?(私、どうかな?)」、反対に友人から仮装に対して意見を聞かれたときには、「Way too cute!(とてもかわいい)」、「It’s spooky(不気味)」などの表現が使えます。

インターナショナルスクールで歴史と英語を学ぶ

外国のイベントの歴史や、そのときに使える英語を学ぶのであれば、インターナショナルスクールがおすすめです。東京や大阪などの大都市を中心に増加傾向にあるインターナショナルスクールでは、ただイベントを楽しむのではなく、本来はどのような行事だったのか、どのように世界中に広まっていったのかなど、そのイベントの歴史についても学ぶことができます。

東京に次ぐ大都市である大阪にも、レベルの高いインターナショナルスクールが多くあります。そのため、大阪のインターナショナルスクールに入学すれば高い英語力が身につくのはもちろん、ハロウィンをはじめとする外国のイベントについて詳しく知ることができます。

関西インターナショナルハイスクールでは、10月中旬以降になると学校の入口や教室にハロウィンのデコレーションが施され、10月末にはハロウィン・フェスティバルを開催しています。生徒たちが披露する楽しい、時には身震いするほど凄いパフォーマンスの数々を保護者も一緒に楽しみます。目を見張るような仮装、かわいい仮装、不思議な仮装・・・・、この日に限っては仮装して授業を受けることもできます。ただし、皆が楽しめるように、気持ちの悪い仮装や怖い仮装はご法度ですが・・・。

外国発祥イベントを今よりもさらに楽しむために


いかがでしたか。ハロウィンをはじめとする、外国発祥のイベントを現地で楽しむのであれば、幼少期から英語力を身につけておくことが大切です。
インターナショナルスクールでは英文法や単語に関する知識だけでなく、英語圏のイベントやその歴史についても幅広く学ぶことが可能です。真の国際人を目指すためにも、英語に触れる毎日を過ごしてみませんか。

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