K.I.H.S.WEBコラム

2015.10.16

外国人観光客を語学でもてなす…… その名も“語もてなし”

みなさんは、“語もてなし”という言葉をご存知でしょうか?これは、“語学”と“おもてなし”を組み合わせてつくられた新しい言葉です。日本を訪れた外国人観光客に、古くから伝わる“日本のおもてなしの心”を伝えるため、誕生したといわれています。

語もてなしには、「英語をマスターし、それを活用しながら日本ならではのきめ細やかな接客でおもてなしする」という想いが込められています。この想いを尊重した企業が増えれば、日本の良さを伝えることができると同時に、外国人観光客が「日本に来てよかった」と思えるような環境・雰囲気をつくることができます。

今回は、語もてなしの必要性や活用法などについてご紹介します。

増加傾向にある、日本を訪れる外国人観光客数


2015年現在、東京や大阪、福岡などの大都市をはじめとする日本各地には、多くの外国人観光客が訪れています。観光庁によると、2014年度に日本を訪れた外国人観光客の数は1,341万人。つい数年前までは1,000万人を下回る程度であったため、かなり増加したということがわかります。外国人観光客の数は2020年に開催される東京オリンピックの影響により、今後さらに増えていくと予想されています。ちなみに、東京に次ぐ人口規模を誇る大阪を訪れた外国人観光客の数は、373万人となっています。

“語もてなし”は、言葉の壁問題を解決する


日本を訪れる外国人観光客が増えるなか、問題として浮き彫りになってくるのが“言葉の壁”。外国人観光客を迎える側である日本人は、決してこの問題を避けて通ることはできません。特に販売業や小売業では、“語学力”が重要になってきます。
なかでも大阪は、2014年度に日本を訪れた外国人観光客数のおよそ3分の1が訪れる地域。そのため、大阪の販売業・小売業で働きたいと考えている方は、語学力の修得に力を入れるべきであるといえます。

このような背景から、大阪をはじめ、日本の販売業・小売業に勤める多くの方々は英会話スクールに通ったり独学で勉強したりなどして、語学力を身につける“語もてなしの取り組み”を開始しています。特に関心の高い企業のなかには、インターナショナルスクールなど英語に特化した学校を卒業した人材を積極的に採用するところもあります。
今後は、社会のグローバル化や東京オリンピックの影響により、販売業や小売業だけでなく、そのほかの職業においても語もてなしが必要になってくると考えられています。そのため、インターナショナルスクールで学んだことは必ず将来に活かすことができるといえます。

必要なフレーズは業種によって異なる

語もてなしと一口に言っても、必要になってくるフレーズは業種によって異なります。たとえば、衣服店の場合は、「どのようなものをお探しですか?」、「裾上げは必要ですか?」などのフレーズが不可欠となります。飲食業の場合は、食べられないものがないか、喫煙席または禁煙席どちらを希望しているか、などを確認する必要があります。このようなことから、語もてなしに取り組む際は自らの業種に合ったフレーズを覚え、活用することが大切だといえます。

インターナショナルスクールでは、様々な場面で応用できる高い語学力を身につけることが可能です。若いうちにインターナショナルスクールに通っておけば、販売業や小売業に従事した際に外国人観光客の接客を任されても動じることなくスムーズに対応することができるのです。
日本を訪れた外国人観光客の方々とコミュニケーションをとることも、販売業や小売業における仕事のひとつです。店先に立ったときに役立つフレーズかどうかを見極め、効果的な語もてなしにしていきましょう。

今のうちから語学力を身につける


いかがでしたでしょうか?“日本を訪れる外国人観光客が増える”ということは、同時に“大阪を訪れる外国人観光客が増える”ということです。すでに至るところでグローバル化が進んでいるなか、今後はその進行がさらに急速化していくと考えられます。そうなると、販売業や小売業だけでなく、ほかの業種においても、グローバル化に対応できる人材が求められます。そのため、今現在からインターナショナルスクールにて語学力に磨きをかけることは、とても効果的であるといえます。

大阪をはじめ、日本の様々なところにあるインターナショナルスクールの多くは、授業はもちろん、日常会話のほとんどを英語で行っています。インターナショナルスクールにて日常会話で使用する語学力をマスターしておけば、販売業や小売業ならではの必要フレーズをよりスムーズに身につけることができます。

大阪にてインターナショナルスクールに通い、将来最高の“語もてなし”ができるよう備えておきましょう。

年代別