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語学教育におけるコロナ対策に思う(校長雑感)

グローバル社会における相互理解のための語学教育

人類は集団生活を営むことによって歴史的に発展し、紆余曲折を経て現在に至っております。21世紀は人類にとってグローバル化の時代と言われるように、IT/AIの急速な発達により、世界中の情報がだれでも、瞬時に入手できるようになってきております。

このため、異文化交流を始めとして人々の交流が急拡大してきており、相互理解のためのコミュニケーションに必要な英語を始めとする共通の語学教育は必須の課題となっております。

IT/AIの発達はますます進化しており、グローバル化の流れを押しとどめることは考えにくいと思われてきました。しかし、この時代の流れに割って入ってきたのが、人と人との接触が感染源となる新型コロナウイルス。あっという間に世界中に感染拡大し、21世紀における、人の交流、コミュニケーションの拡大に待ったをかけてしまいました。

教育現場における感染症対策と課題

人類の歴史を振り返ると、ある意味では感染症との闘いの歴史でもあり、古くはペスト、天然痘、コレラ、スペイン風邪、最近ではSARS、エボラ出血熱などがあげられます。感染症は、人類の発展にマイナスの影を落としてきました。

21世紀の現在はIT/AIが随分発達してきているため、世界とのコミュニケーション並びに教育についても、一定の制限があったとしても、ある程度カバーできるようになってきております。しかし、現実的にはコロナウイルス感染症のために政治・経済・社会並びに教育も大きく影響を受けております。教育現場では、コロナ感染症予防対策を実施する一方、いかに早くコロナウイルスを克服し、通常の状態に戻せるかが最大の課題になっています。

現在、専門課程では集団感染のリスクを減らすため、一部で遠隔授業を取り入れておりますが、集団教育において重要な多様な意見の交換、多様な考え方やコミュニケーション能力の育成等で十分とは言えないため、対面授業の教育効果を得るのは難しい面があります。特に、語学教育においてはアクティブラーニングに代表される、参加型の対話式小集団教育が原点であり、大切なコミュニケーション能力の向上には不可欠な要素であり、ZOOM等の遠隔授業だけでは教育効果は限定されたものになってしまいます。

一方、この機会を活用して、通常の参加型授業の中に海外から外部参加者をZOOM等で少数受入れ、対話式教育の新しい試みを実践するのは効果的であると思われます。そのためには更なるIT/AIの発展が必要であると思います。

最後に、コミュニケーションの原点である語学力は、入学時はレベル差があり、入学後も向上スピードは異なりますが、学べば全員語学力は向上し、グローバル社会で最も必要とされるコミュニケーション力は確実に向上します。

また、語学教育を通してのコミュニケーション能力の向上とそのツールとしての語学力は、21世紀において最も大切なものとの位置づけで取り組んでいます。

今後のIT/AIの発展に期待することは、私の勝手な思いですが、学生生徒によって異なる多様なメンタル特性に対応するような、個々の語学教育の必要を支援する補助教材のソフト開発ができたら素晴らしいと思います。

 

校長 花畑好一

 

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