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G20大阪サミットで保健大臣・財務大臣のリエゾンを務めました!

皆さんもご存じのとおり6月28日~30日にかけて大阪でG20サミットが開催されました。

私は本校KIHSの卒業生からの紹介で、保健大臣のリエゾンという仕事を経験させてもらうことができました。

リエゾンとは?

「リエゾン」とはあまり耳慣れない言葉ですが、フランス語で「取次ぎ係」「連携役」「橋渡し役」「仲介役」「連絡員」という意味を持ちます。実際にやってみて個人的には「秘書と付き人と通訳の間のような仕事」という印象を受けました。

私はアルゼンチンの保健大臣および代表団のリエゾンをしたので、関西空港にお迎えに行くところから業務は始まり、ホテルへの移動・会議会場への移動・二国間会談セッティング・帰りの関空や新大阪駅の送迎などをお手伝いしました。

アルゼンチンの大臣や代表団の方々の母国語はスペイン語なので、途中「あなたスペイン語は話せないの?」と聞かれる場面もありましたが、皆さん当然のようにとても流暢な英語を話すことができるので、私が英語しか話せなくてもコミュニケーションの上ではなんの問題もありませんでした。G20という大きな国際会議の舞台にわずかながらも貢献できる素晴らしい体験をさせていただき、自分自身が英語をコミュニケーションツールとして使えるということのありがたみを改めて感じる機会となりました。

G20の会議を間近に見ることが出来て学んだこと・感じたことをいくつかご紹介したいと思います。

まず感心したのは、ほとんどの国の保健大臣が医学博士であったということです。アルゼンチンの大臣もプライマリケアの推進に取り組んでこられた医学博士でした。日本の場合、各分野の大臣のプロフェッションは大抵の場合「政治家」ですが、そのような国は少数でした。

それぞれにメリット・デメリットあるのかもしれませんが、例えば医療・保健の分野では国民にとって真に有益な政治的判断をするためにはその分野の専門的な知識や理解を持っていることも非常に大きな意味を持つであろうと思いました。

次に驚いたのは、会議に参加している女性の多さです。女性で、なおかつ医学博士でもある保健大臣がたくさんいました。また、大臣と共に会議に参加していた代表団の方々も医療に携わっている女性の方が大勢いました。会議参加者の半数以上が女性であった印象です。私はそれに感激してアルゼンチン代表団の方に「女性がとても多いですね!」というと、あっさりと「この会議は少ないほうですよ」と言われてしまいました。日本の政治の世界や重要な会議等ではまだまだ男性優位ですが、国際社会では日本とは比べものにならないほど女性の活躍が目覚ましいということを、知ってはいるつもりでいましたが、改めて目の当たりにしました。

私にとってとても喜ばしかったことはこの貴重な経験を本校KIHSの卒業生2名と一緒にできたことです。

23期卒業生の武内芽生さんはブラジルの代表団担当、24期卒業生の平野歩くんはイギリスの代表団のリエゾンを担当しました。2人とも、本校に在学している時から授業や課題に対して真面目に取り組むことはもちろん、自ら学外での国際交流や、自身の知的好奇心を満たすための経験などに積極的に取り組むことができる生徒でした。

このような大きな国際会議で、卒業生と共に働き、彼らの能力・成長を目の前で見ることができたのは本当に誇らしいことでした。本校が目指す『国際人の育成』がしっかりと実現していることを実感できました。

 KIHSの英語力・国際力を身に付けるに適した環境をしっかりと有効活用すること。またそれだけにとどまらず、自らの能力向上のために絶え間なく学内・学外で鍛錬する強い意志・受け身にならない能動力・目標を定めそれに邁進する行動力、これらを修得し世界を舞台に活躍できる人材が今後もどんどん育ってくれることを切に願います。

 

社会科 小谷真貴子

 

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