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2019年新任教員のご紹介!南先生編 ”ことばとコミュニケーション”

はじめまして!

この春からKIHSのスタッフの一員に加えていただきました、英語科教員の南美佐江(みなみ みさえ)です。

私の教員人生は、大学卒業すぐに大阪府立の高等学校に英語科教員として赴任したときから始まり、その10年後、文部科学省派遣でオーストラリアの小学校からカレッジまでの日本語授業、日本に戻って私立、国立の中学・高校と、これまでさまざまな学校でさまざまな子供たちの「ことば」の学びに携わってきました。KIHSの皆さんとも、これからいろいろな形で一緒に「ことば」を勉強できるのを楽しみにしています。

「ことば」って何だろう?

英語にせよ、日本語にせよ、私たちは何のために「ことば」を勉強するのでしょう。「ことば」は私たちの生活の中でどんな役割を果たしてくれているのでしょう。まず思いつくのは人とのコミュニケーションです。日常の生活の中で、まったく人とことばを交わさずに暮らすのは通常では考えられません。でも、それだけでしょうか。

私は中学校、高校では創作ダンス部に所属していました。創作ダンスというのは「自分の思想や感情を、詩人が詩にあらわすように、画家が絵にあらわすように、自分の体を使って表現する」ダンスです。舞台の上で「ことば」を発することはありません。毎日毎日踊りに没頭しましたが、このとき気づいたことがあります。体で表現しようとするとき、自分が思考をめぐらすとき、自分の感情を冷静にみつめようとするとき、私たちは必ず「ことば」に頼っているということです。皆さんが考え事をしているときのことを思い出してもらうと、きっと自分の気持ちを頭の中で「ことば」にしていると思います。多様なことばを使えれば、それだけ思考が深まり、自分の感情を整理できるようです。つまり「ことば」は、コミュニケーションの道具としてだけではなく、創造的な思考とそれを支える論理的な思考や、感情・情緒といった側面も持っているようです。授業の中だけではなく、学校でのさまざまな学びの場面から、ゆたかな「ことば」を身につけ、人としての力を伸ばしていきたいですね。

「コミュニケーション」って何だろう?

ここで、もう一度「コミュニケーション」について考えてみたいと思います。人に自分の思いを伝える、相手の伝えようとすることを受け止める、というとき必要なのは「ことば」だけではありません。「ことば」を使って話していても相手に自分の気持ちが伝わらない、あるいは言ったこととは異なることが相手に伝わってしまった、という経験はないでしょうか。人の「ことば」もその文字通りに受け取れない、という経験はありませんか。人は「ことば」以外でもコミュニケーションをしてしまっているようです。人は表情や語調、それだけでなく姿勢や身に着けているもの、など、さまざまなものでメッセージを発しています。書きことばでも同じことが起こります。手紙をもらったときのことを想像してみてください。文字の丁寧さやバランス、インクの色や便箋の種類によっても内容の受け取り方が異なりそうです。これらはすべて「非言語コミュニケーション」と呼ばれるものです。いろいろ考えてみるとコミュニケーションって実に難しいものですね。

地球市民に必要な「コミュニケーション」の力を!

始業式でご挨拶をしたときにお話したことですが、「コミュニケーション能力」というのは、単に日本語や英語が上手に話せる力のことではありません。さまざまな人との豊かな関係を築いていける力のことだと思っています。皆さんがKIHSでの3年間を通して、十分に「コミュニケーション能力」を高め、世界へ羽ばたいていけるように、全力で応援したいと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

2年3組担任 英語科教員 南 美佐江

 

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