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読書の輪を広げたいと思っています。

読書の輪を広げたいと思っています。どうすればいいのか?

人差し指をなめて、頭をその2本の指で2度ほどさわり、それから座禅を組んで考えて思いついたのは―

 その1.本好きな人の輪の中に入る!
その2.本好きな人と話す!

・・・これだけ。

思いつくことが少なくてさびしいです。何でも歳のせいにするわけではありませんが、〝中年″とはかなしいものです。思いつくことは減るし、がんばってずっと考えようとしても根気がなくなってるし、眠くなるし・・・しかし、少なく思いついたことは心をこめて実行すればよい、と思うことにします。

 その1については、思いついたものの、“この学校の本好きな人の輪ってどこだ?“と。

別に、本が好きな人は、みんなで輪を作って読むわけじゃないし・・・。

“読書の輪を広げたいな!”と思っていたところ、図書委員の方に図書の推薦文の依頼を受けました。光栄なことなので、すぐにとりかかりました。書きながら、(そうか、学校でかりた本の感想文をジャンジャン図書委員の人に渡そう!)と決めました。書いては渡すのですが、丁寧に読んでもらえてうれしいです。(読まれる、とはこんなにうれしいものか!)という感激が毎回あります。(ありがとう!Nさん!!)

 その2については、本をすすめたり、すすめられたりって・・・たのしいやん!と感じます。小学校入学時に始まった私の37年ほどの読書人生の大半を孤独に過ごしてきました。そのときには全く知ることのなかった”本の喜び”です。これを教えてくれるOさん、Iさん、Aさんをはじめとする本好きなみなさんにこの場でも「ありがとう!」と言いたい。

私は「孤高」ということばが好きなのです。しかし、「教える」仕事を選んだ以上、いつまでも貴乃花親方のような態度でいるのもいかがなものか・・・と本好きな人との会話に入ってみて、「どの本がおすすめですか?」と尋ねられることが多いと気づきました。

かの三島由紀夫は、そんな質問に

「本はすすめられるものじゃない、出会うものだよ」という名言をサラリと返したらしい。本当にかっこいい。

しかし、私は三島由紀夫ではないし、あんなにかっこよくないし、あんなに頭もよくないし・・・せっかくの質問にはがんばって答えたい!とがんばって話します。それが私ができることで、できることはがんばりたい。すると、

「じゃ、読んでみよう」なんて本を手にとってくれたりして、(真剣に話を聞いてもらえるのはうれしいな)と思います(もしかしたら、私はセールスマンに向いているのかもしれません)。

本をすすめられることもあり、(・・・たのしいな・・・)と感じています。

思いついたことを実行してみると、自分がうれしい!ということばかり。ありがたいことです。本のおかげです。図書委員のみなさん、本作りに関わってくださったみなさんをはじめ多くの方々のおかげです。

「本」はこのハイテク時代に、私のような根強いファンをもつ、しぶとい「ローテク」です。

「ローテクの活用」は、もしかすると、衰えない力の養成にすごくいいのかもしれません。仕事柄、大学入試問題にも取り組みますが、今、「難関大学入試問題」に圧倒されることはありません。

高校生のときには(・・・むずかしい!・・・)と背中に汗が流れたりしたこともあります。

私の英語読解力は毎年、レベルアップをしているのです。読み続けますので、死ぬまでレベルアップするんじゃないかとたのしみです。

”18歳”よりレベルアップしていて当然じゃないか、という声もあると思うのですが、”ピークは18歳でした・・・”ということは結構多いと思います。

「英語力」とやかましく言われる今ですが、キャンキャンとそう吠えている人に限って「大学入試の時の、18歳の英語力が最高でした」という人は多いのです。いくら〝いい大学″を出ていようが、いい歳をぶっこいて

「センター試験でウン点だった」なんてずっと言ってるのは、関心の幅が狭い、出身校から乳離れができていないというはずかしいこと。人間、年齢をとればいいってもんじゃないのです。

“Use it or lose it.”と言いますし。これからは死ぬまで力を伸ばす時代です。

本を活用して、静かで長持ちする力をつけてください。静かな力があれば、胸を張って、誇りを胸に生きていけます。

最後は、テレビ、ラジオ、舞台、映像の世界、さらに本も絵もかく、超人的なビートたけしさんの本に書いてあったことばで締めくくりとします:

「スマホばかりみてるヤツは、深い世界におもいをはせることができない」

 

英語科 西山 亮一

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