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番外編★2017年豪州ホームステイ先の様子(後編【松尾】)

オーストラリアから帰国して早3ヵ月。時々SNSでホストファミリーや語学学校で知り合った人々の投稿を見かけますが、12月のオーストラリアは夏真っ盛りで、皆とても楽しそうです。記憶が薄れる前に、オーストラリアで感じたことを綴っておこうと思います。

2017年ホームステイ中の緊急対応

毎年、二週間も滞在すれば大なり小なりのトラブルは発生します。今年度は「深夜の緊急病院搬送」と「パスポート紛失」が大きな出来事でした。二週間も遠く離れた異国の地へ送り出される親御さんとされましては、ご心配事も多いかとは存じますが、今回こうしたトラブルが起きた際も、親切な現地スタッフやバイロンベイの人々に助けられ、事なきを得ることが出来ました。

ホームステイ開始後すぐに、とある生徒が持病の偏頭痛を発症してしまい、4日間連続で語学学校とアクティビティを欠席していました。幸いその生徒のホームステイ先と私のホームステイ先は徒歩圏内で近かったので、夕方にお見舞いをしていたのですが、常備薬では一向に良くなる気配は無く、また一人の心細さも相まってか、一時期、息も絶え絶えで応答もままならないぐらいにまで悪化してしまいました。

土曜日の夜8時のことでした。諸事情で身動きが取れない生徒のホストファミリーに代わり、私がお世話になっていたシャハー家の皆さんにサポートを求めました。元・看護師のスザンヌ(ホストマザー)さんはアロマテラピーとマッサージで献身的にお世話して下さいまして、深夜の病院搬送はシャローン(ホストファーザー)さんにお願いしました。BBELS(語学学校)から車で20分弱、まだ完成して間もないByron central hospitalは最新設備を備えた24時間対応の病院で、現地の医療スタッフも不安を取り除くように親切丁寧に対応して下さり、初めての経験づくしの私もとても安心致しました。約6時間の投薬、点滴処置により、生徒もスッカリ元気になりました。ただ、注意が必要なのはemergency departmentはクレジットカードしか受け付けてくれませんので、既往症をお持ちの方が行かれる際はお気をつけ下さい。

2つ目のトラブル、生徒パスポートの紛失は想定外でした。行きのブリスベン空港で入国直後に落としてしまったようで、それがブリスベンの領事館に届いていると判明したのが、2週目のこと。この時もバイロンベイからブリスベンまでの行きの運転をシャローンさんに助けて頂きました。

病院搬送にパスポート紛失と、結構重大なトラブルでしたが、バイロンベイにはこのように献身的に助けて下さる方々が大勢いらっしゃるので、安心出来るホームステイ先であると思います。

バイロンベイで気付いた真の豊かさ

病院から戻った生徒は翌週以降回復し、語学学校とアクティビティに復帰出来ました。「1週目のほとんどのアクティビティに参加できず可哀想だったから」と、スザンヌさんのご厚意で、月曜日の早朝、出勤前に生徒と一緒にバイロンベイのシンボルである灯台へ車で向かいホエールウォッチングを楽しみました。バイロンベイの人々は本当にホエールウォッチングが大好きです。太平洋に突き出す形の岬には頻繁にクジラが訪れ、いつ現れるとも分からない、その瞬間を人々は目を細めて気長~に待ちます。クジラが現れると歓声が上がり、他人同士であっても「今の見た?」と近くの人々の間で雑談が始まります。

このオーストラリア滞在中、幾度となく贅沢な時間の使い方だなぁと感じる出来事が多かったです。私はこの地で真の豊かさとは何かと考えざるを得ませんでした。物質面(一人あたりGDPはここ数年、第5~11位、日本は20位以下)の豊かさは勿論、自然を愛し(海洋生物保護の為に付近では釣りが禁止されています)、それらを感じ、積極的に楽しむ時間的なゆとり。観光地ということも影響しているとは思いますが、歩行者優先が徹底された横断歩道を渡るときのドライバーの笑顔。買い物をするときに感じる人々の親切さ。音楽や工芸などの創作活動に対するリスペクトと、それらのアーティストを支援していこうという人々が多いこと。また、シャハー家のリビングにはテレビがありませんでした。その代わりに暖炉があって、頻繁に近所から、遠方からも友人らがやってきて談笑して夜を過ごしていました。こうした地域住民の親密さからくる人間関係の豊かさ。

経済面だけではない“豊かに生きる”とは何か。それは他者や自然、文化との共生無くしては有り得ないのだと、この夏のオーストラリア滞在を通じて深く実感した次第です。

 

社会科  松尾 祐樹

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