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レベル5・6生対象「英文法夏季集中講座」を実施しました。

この夏、東日本ではまるで梅雨のような毎日が長く続きました。一方、こちら関西では9月の声を聞いて、ようやく厳しい暑さが和らぎました。

そんな暑いさなか… <レベル5・6生対象 英文法集中講座> を行いました。

本校の英語クラスは1~6のレベルに分かれており、レベル5・6は上位のクラスです。皆、英語力向上の熱意が強く、英検2級~1級を有し、TOEICで高得点を取得している生徒も少なくありません。日頃、ネイティブ教員と上手にコミュニケーションを取る姿もよく目にします。

ですが、このように高い英語力を有していても「文法は苦手…」という生徒の多いのが実情です。そこで少しでも学習の助けになれば、と、希望者を募って、夏休み中の3日間(8/22~24)に英文法の集中講座を開催しました。

大切なのは基礎!

今回の講座への参加者に限らず、「英語は好きだけど英文法は苦手」、「教科書の目次を見ただけでクラクラする…」という人もあるでしょう。確かに、高校で学ぶべき内容は盛りだくさんで、決してシンプルではありません。そしてまた、各文法事項は独立したものではなく全てがつながり合っているので、一つの事柄の理解が不十分だと他の理解も進まない…ということになってしまいます。

自分自身が英語を学び、また長く指導を続けてきた経験から実感するのは、当たり前のことになりますが、やはり、「基本が肝要」だということです。何よりも各「品詞」の特徴、「文の要素(S・V・O・C・M)」の性質、またその両者の関係についてしっかりと把握することが大切です。それらの理解がきちんと出来ていれば、不定詞や分詞、関係詞など多くの英語学習者が躓いてしまう項目も決して難しいものではなくなります。

日本語と大きく異なる英語の「動詞」

加えて、日本語と英語の動詞の違いを意識することも大切です。多くの人が英語にはbe動詞と一般動詞の別があることを認識していますが、さらに自動詞・他動詞、動作動詞・状態動詞の区別や、日本語よりも細かく使い分ける「時制」の概念について正確に理解できているかどうかがカギになります。まさに「動詞を制する者は英語を制す」と言われるところです。

さて、集中講座の成果は…?

以上のことを織り込んで、今回の英文法集中講座の内容を構成しました。演習問題を解くにあたっては、正しい答えを出すのみでなく、なぜその答えに至るのかを的確に説明するところまでをも受講生に求めました。私からのかなり要求度の高い突っ込んだ質問にも、皆、一所懸命答えようと頑張りました。

この講座は、短期的な成果を求めるものではなく、これからの文法学習への下地作りと学習をより円滑に進めるための取り組み方を知ってもらうことを目当てとしていました。講座終了後の意見・感想には、「文法が苦手で困っていたのは、基礎が分かっていないからだと気付いた」「問題を解くだけでなく、深く掘り下げてなぜその答えになるのかを考えることで理解が深まった」等の声がありましたが、まさにその通り!いつまでも感覚的な学習に頼っていたり、ただやみくもに問題をこなしても成果は上がりません。確かな基礎知識に基づいて「なぜこうなるのか」という疑問を持ち、問い、自分自身で解決しようとするプロセスが大切です。そのようにして丁寧に培った文法力は英語の総合力をしっかりと下支えしてくれます。文法の知識を豊かにすることは、コミュニカティブな能力の向上にも絶対不可欠です。

わずか3日間の講座ではありましたが、この暑い夏の、熱いそして厚い学びを基にして、皆が今後ますます大きく成長してくれるよう期待しています!

 

英語科 興野美穂

 

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