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“春って あけぼの よ!” 古典が苦手なあなたに。古典に親しむための本をご紹介!

4月の桜の美しい季節が過ぎ、GWが終わり新緑の時期になりました。毎年この時期は年度初めで忙しく、また、主婦業も忙しく、もう何年もゆっくりお花見に行けていません。わが家の裏手は大きな公園になっており、ベランダから見える桜(街灯でライトアップされると幻想的できれいです)で、今春も気持ちを和ませていました。

春について書かれた古典文学作品として、有名なものといえば?

表題にある清少納言『枕草子』です。

春は、明け方がきれい、としみじみ清少納言が書いています。しかしお気づきのように教科書で習う『枕草子』「春ってあけぼのよ!」ではなかったはずです。これは、橋本治さんの『桃尻語訳 枕草子』の一節です。清少納言を現代でいうところのキャリアウーマンに見立てて、『枕草子』を若者言葉で表現しています。高校時代(何年前?)古典の先生からこの本を紹介され、古文に対する構え?がなくなったことを覚えています。

今回は、『桃尻語訳 枕草子』のような、古典が苦手!という普通の高校生のみなさんが、少しでも古典に親しむ一歩となるような本を紹介したいと思います。

前述した『桃尻語訳 枕草子』の内容をもう少し紹介

たとえば、第二百十一段。

九月二十日過ぎの頃、長谷寺に参詣して、すっごいボロ家に泊ったんだけど、すっごい疲れてバタンキューで寝たの。

  夜中に月が窓から射しこんでたんだけど、みんなが寝てるのの着物の上に白く光ってたりなんかしたっていうのがさ、ホント「メッチャクチャジーンとなる」って思っちゃったわ。

 そんな時によね、人間は歌を詠むんだわーー。

「桃尻語」だと親しみが湧きませんか?

さらに読みやすいほうがいいという人には、漫画もおすすめ

国語の参考書コーナーにもある学習漫画、また、有名な『あさきゆめみし』(源氏物語)はもちろんですが、ここでは、百人一首を題材にした『超訳 百人一首 うた恋い』をおすすめします。

この本では、ある一首を取り上げその歌が書かれた背景などわかりやすく、漫画にしてあります。

脚色しすぎでは?と思うところもありますが、こんな風にして昔の人は和歌を詠み、和歌を送っていたのだと考えるきっかけにはなると思います。

 それぞれの和歌についての、現代語訳もわかりやすいですよ!

たとえば、

ふくからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ 文屋康秀

のような和歌も、

見て見て。風メッチャ強くて草木なぎ倒されてんじゃん
だから「山」に「風」で「嵐」っていうんじゃね?

のように訳されています。

くだけていますが、東京大学の教授が監修されているので内容は確かです。

夜桜を見ながら、和歌に親しむのもいいかもしれません。

古典が苦手なみなさん、ぜひ読んでみてください。

 

国語科教員 古賀美恵

 

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