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夏休みAO入試対策指導

現在、KIHSはまだ夏休み期間中です。(3年生のみ、一般受験を考えている生徒の年度後半の授業負担を減らすため、前倒ししていくつかの教科のみ特別集中授業を行っていますが)

夏休みの学校といえば静かで落ち着いたイメージがありますが、実はまったくそうではありません。各先生方による入試に向けた英語講座やAO入試の出願書類添削指導、小論文対策指導、面接対策指導などが行われており、生徒はそれぞれの目的に合わせて登校しています。私はそのなかで、国語科教員としてAO入試対策の指導に取り組んでいます。8月末から9月上旬にかけてはAO入試の書類提出期限を設ける大学が多かったため、特に多くの生徒が1階の大教室に集まり、熱のこもった執筆作業が続けられました。

AO入試の傾向

AO入試の多くは第一次選考として、その大学への入学を希望するに至ったこれまでの経験、および将来の明確なビジョンを書類にまとめて提出することが求められます。第二次選考はそれをもとにした個人面接が実施されます(大学によっては、グループディスカッションや小論文なども課されます)。つまり提出書類の内容は、合格を左右するもっとも重要な資料になるといっても過言ではないのです。しかもAO入試は基本的に、偏差値が参考になる一般入試とは違って「これだけできたら大丈夫だろう」といえるような基準も目安もありません。また、完璧な文章、完璧な志望理由などといったものも存在しないでしょう。だからこそ受験生は何度も推敲を重ね、先生方のチェックを受けながら、より良い内容を目指して締切ぎりぎりまで書き直します。

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将来の夢や目標を書く際、多くの生徒がきっかけとして取り上げたのは本校の模擬国連大会(MUN)での取り組みです。英語でディベートや議論を行い、交渉を行った経験。世界中で起こっている問題や現状を学び、真剣に考えた経験。これによりそれぞれの視点から問題意識が芽生え、将来のビジョンとして「起業したい」「国際機関で働きたい」「社会貢献したい」「新しいアイデアを世の中に発信したい」など多様な方向で夢が拡がっていることを、教員として非常に嬉しく思います。

受験生同士、お互いの存在が刺激になり、ときに書類をチェックしてアドバイスし合う光景には頼もしさを感じました。何度も書き直す下書き原稿の山、読み漁る書籍の山からは、本気の思いを感じました。大袈裟ではなく、本当にここから世界がより良くなっていくような、社会を変えてしまう新しいアイデアが生まれるような、そういう気持ちになりました。

 

生徒にとっても、指導にあたる教員にとっても、受験対策で極めて多忙な夏になりました。しかし来年になってこれを振り返る時、共に切磋琢磨した、かけがえのない時間だったと感じられることを確信しています。

 

国語科教員 増田理人

 

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