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図書委員が頑張っています―KIHSミニ図書館がオープンしました―

読書により、人生を変えられた少年

20世紀に活躍し、いまだニューヨークで根強い人気を持つバーナード・マラマッドというユダヤ人作家の短編小説に『ひと夏の読書』があります。目的を持たず夏休みを無為に過ごしている少年が、図書館の本を片っ端から100冊読むことで人生を前向きに捉え始めるという物語です。私は高校時代にこの本と出会い、主人公と同じように読書を始めました。

一冊の本のチカラ ―インターネットにはできないこと―

一冊の本は誰かの人生を変え、ときに世界のあり方さえ変えることがあります。近年はインターネット等の普及により本の売り上げが落ちていますが、本そのものがなくなったり、優れた小説の持つ影響力が弱まったりすることはありません。なぜなら読書は私たちにとって唯一無二の経験であり、インターネットの記事によって生き方が変わることはほとんどないからです。

図書委員の皆さんが頑張っています

今年度から図書棚の新設に伴い、本学の委員会活動として新たに図書委員が加わりました。図書委員の仕事は、毎月学校が新たに購入する図書の選定と、すでに本棚にずらりと並んでいるさまざまなジャンルの本からおすすめの作品をピックアップすることです。

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《↑図書館オープンに向けて整理中だったころの図書コーナー》

どちらの仕事も、本学の生徒たちが「人生を変える本」と出会えるかどうかに関わる、責任重大な役割であるといえます。

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《↑図書委員会のミーティングの様子》

立候補して集まった図書委員メンバーは実に個性豊かで、学年に関係なく、お互いに好きな本を語り始めたら止まらないというアットホームな雰囲気で活動しています。

読書習慣のなかったメンバーの意見は貴重です

ほとんどのメンバーには「本が大好き」という共通点がありますが、なかにはこれまで読書習慣のなかったメンバーもいます。しかし読書初心者としての彼の意見もまた貴重で、「どうすれば読書がもっと面白くなるか」「なぜ最近の若者は本を読まないのか」という議論になった際は、彼が中心になって白熱した議論が展開されました。

お気に入りの一冊を紹介します

図書の貸し出し開始に向けて最初に取り組んだのは、各々のメンバーがお気に入りの本を一冊取り上げ、ポップ(紹介文)を書くという作業です。ここでは自分の推薦する本の魅力を多くの学生に知ってもらうために、「内容をどう要約するか」「どう伝えるか」といった表現上の工夫が求められます。また委員会メンバー同士でプレゼンをすることから、自然とプレゼン能力も磨かれていきます。先日は第一回目を担当した1年生が、上級生も教員もあっと驚くほどの見事なプレゼンを行いました。今後引き続き2年生・3年生がどんな本を紹介してくれるのか、乞うご期待です。

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本当の意味での読書とは、強制されて実践できるものではありません。自ら積極的に本と向き合う姿勢を持って初めて、それは意味を持ちます。私自身、読書の大切さを図書委員メンバーから改めて教えられているような気がしています。

これから生徒たちがどのような本に出会い、将来どんなふうに世界を変えてくれるのか、楽しみで仕方ありません。

KI生のみなさん、図書の貸し出し、スタートしましたよ。

 

国語科教員 増田理人

 

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