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国際化教育は待ったなし―校長自身の海外赴任の経験を交えて―

【校長が今年度、本校の保護者会で話したメッセージから抜粋・加筆しています】

世界の人口は70億人を突破 一方、日本の人口は?

世界は広くさまざまです。
世界人口が70億人を突破し、日本の人口は世界で10番目で世界の人口の1.7%、アジアではインドを入れて6番目で3.3%にしかすぎません。
世界には196か国あり、日本人の考え方、常識では、異文化を理解できないことがますます多くなってきます。

経済・産業のグローバル化は進んでいます これからの教育は?

外国人の日本流入も急拡大しており、国際ビジネスも増加し、本格的にグローバル化が進んでいます。
生徒も日本独特の純粋培養の受験教育の延長では、国際化対応できず日本の地位はますます低下し、最悪生き残れないことも考えられます。
このため、海外文化を理解し、コミュニケーション力を育てる、国際化教育が待ったなしの課題になっています。しかしながら日本の教育は国際化への対応が不十分で、動きが遅く、まだまだ時間がかかる状況です。

関西インターナショナルハイスクールはグローバル化教育に対応

本校は、新しい形のインターナショナルスクールとして国際化教育を世に先駆けて実践し、アクティブラーニング手法で授業を展開し、国際化に通ずる人材の育成に注力しております。
私が入学式、卒業式でいつも言っておりますように、本校の生徒は本当に優秀であるというのは、このあたりに裏づけられているためです。

異文化理解について―校長自身の体験を交えて―

異文化理解について、私の経験も交えて少しお話ししたいと思います。

関西インターナショナルハイスクールの異文化理解教育

異文化理解のための行事としては、諸外国の代表として討議する模擬国連、ホームステイ、海外研修などがあり、授業では「国際理解」、「政治経済」などと共にネイテイブ教員による英語の授業があります。本校ではアメリカ、イギリスを始めとして5ケ国の先生方が文化の違いを含めて英語教育をして頂いております。
例えばイギリス、アメリカ、日本の文化の違いについて、言葉による表現を例にとると、イギリスは非常に間接的表現、アメリカはあまりにも直接的でストレートすぎる表現、日本はオブラートに包んだ独特の表現。
日本文化で育った生徒には、英語力が初級の場合、アメリカ英語、中級以上はイギリス英語にカルチャーショックを感じることが多いかと思います。
日本文化との違いはたくさんあり、言葉の端々をとらえていたのでは、本来意図している意味が分からず、誤解したり、カルチャーショックを受けたりすることがあります。

イギリスに赴任した時、家族で体験したこと

私は以前、家族ともどもイギリスに6年あまり駐在しました。
中学3年、中学1年の娘2人もいきなり現地の私立女学校に入れました。当然、娘だけでなく私ども親もすごいカルチャーショックを受けました。
学校の授業はすべて英語で実施されるので、ついていけるのは数学ぐらいでした。
当然、我々夫婦も娘の勉強していることを夜遅くまで共に勉強しました。家内もきつかったと思いますが、私も夜遅くまで働き、帰ると娘たちが待っており、妻の手の付けられない物理、化学、生物などを真夜中まで共に英語を学び、教えもしました。
親も大変でしたが、最も大変だったのは子供たちで、上の娘には、日本へ帰りたいと大泣きされました。

イギリス現地校の校長との面談

その後、学校に呼び出され、校長と面談しました。
言われたことでいまだに残っているのは、
家庭での教育は、子供の目線に立ち子供を見るとともに、学びを支えることが大切である。
子供が言っていることに同調しては、社会に通ずる人間に育たない。
一日の半分以上過ごす家庭では、子供に対する助言と支援が必要。
学校は学問を通じて子供を育てます。
この二つが合致すれば素晴らしい人材が育ちます、
と言っていました。
共に学ばなければならない環境に置かれたせいか、その後の家族のコミュニケーション、連帯感が強くなりました。

個人がばらばらになりがちな時代に必要なこと

今の時代は、我々の時代にはなかった情報の急拡大と、スマートフォンを始めとする電子機器が世にあふれている時代です。
ともすれば、個人個人がバラバラになりがちですが、家族としての連帯感を持つためにも、子供たちとのコミュニケーションを密度の濃いものにし、将来に向けた助言や励まし、良いことをした時には褒めることなど、心がけていきたいと思います。
身近なことでは、スマホの取り扱い、使用時間などについても、学校では厳しく指導しておりますが、ご家庭でも、話し合いを持たれ、ルール作りをして頂き、親御さんがかかわる形で、連帯感をもって実行していただけましたら幸いです。
皆様それぞれの異なった家庭環境ではありますが、ご家庭と学校が協力して、日本の将来を担っていく国際化に強い、より素晴らしい若者を育成したいと常に考えている次第です。
学校長 花畑好一

学校長 花畑好一 プロフィール

【花畑好一の経歴】
大阪府立池田高校卒(サッカー部キャプテン)
天王寺予備校(1年間,1浪)
同志社大学工学部入学(大学在学中、天王寺予備校カウンセラー2年間)
同志社大学大学院修了(工学研究科、工学修士)
日立造船(株)入社
日立造船ヨーロッパ取締役(ロンドン駐在)
日立造船(株)執行役員
日立造船プラント技術サービス(株)取締役社長
(株)酉島製作所執行役員
学校法人天王寺学館 理事、評議員
関西外語専門学校 校長(現職)
大阪北ロータリークラブ会員

新しい形のインターナショナルスクールとは

新しい形のインターナショナルスクールとは
私のメッセージの中で、「新しい形のインターナショナルスクール」と書きました。
一般のインターナショナルスクールでは、例えば英語とかフランス語という言語を中心に生徒たちが世界各国の多人種からなっていることが多いと思います。
本校は、英語と国語(国語としての日本語)を中心に、主に国内中学校出身の日本人、海外帰国生、国際結婚の子どもたち(いわゆるハーフ)、そして外国人が学んでいます。
本校は、国語や日本史などをカリキュラムに取り入れ、英語を使える国際人育成を主なミッションとしているインターナショナルスクールで、日本の高校とインターナショナルスクールの長所を合算した学校です。
但し、日本の高校との違いは、日本人教職員であってもアメリカ、イギリス、中国、フランスなどに留学経験があるなど、国際経験を積んでいる職員が多くいますので、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ルーマニアなどの諸国出身の外国人教員を含めて、国際色が豊かです。
↓本校HPはこちら

K.I.H.S.
関西インターナショナルハイスクール
〒545-00053 大阪市阿倍野区松崎町2-9-36
帰国生・帰国子女受け入れ校
高校卒業資格(向陽台高等学校との併修制度による。ただし2016年度からはNHK学園高等学校に変更します)

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